虐待

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

 
虐待   一概に虐待と言えど、それには広義な意味があり、親が子に対する虐待が際立つが、実際には夫が妻へのDV、妻が夫への侮蔑人格非難も含まれる。虐待を行う者は独善的であり、強烈な劣等コンプレックスを持つ人格障害者である。

 < Contents >
□ 虐待とは保護すべき弱い立場の者への暴力行為
□ 子へのしつけと虐待は紙一重である
□ 様々な幼児虐待・児童虐待・子供虐待の種類
□ なぜ虐待が起こってしまうのでしょうか?
□ 虐待する親も子供時代に虐待を受けている
□ 虐待の心理「お母さんは実に疲れる」
□ 虐待の心理「自分の時間が欲しいお母さん」
□ 虐待の心理「一人で抱え込んでしまうお母さん」
□ 虐待の心理「自分自身の心身のバランス」
□ 虐待の心理「夫婦喧嘩は子供のいないところで」
□ 虐待の心理「夫や家族の無関心が原因の場合も」
□ 虐待の心理「とにかくお母さんは忙しい」
□ 子供は自分の思い通りにいかないものである
□ 親にされたことを知らず知らずに子にしてしまう
□ 完璧主義を求めずテキトーなお母さんを目指す
□ 子供はだんだんと成長していく
□ 「子供のために」とは本当は誰のため?
□ 子育ては自分の思い通りにならないことを知る
□ 虐待で一人苦しむよりもまずはセラピーへ
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 虐待とは保護すべき弱い立場の者への暴力行為

虐待」とは、自分の保護下にある人や動物に暴力を振るう、もしくは暴言を投げ掛け、肉体的・精神的に苦痛を与える行為を指します。その対象や種類は様々であり、幼児虐待・児童虐待などの子供への虐待、高齢者への虐待、動物虐待、パートナー間の暴力ドメスティックバイオレンス「DV」などがあります。

テレビや新聞でこういった虐待の事件を目にする度に、多くの人が「そんなことをするなんて、信じられない」と怒りや憤りを感じつつも、身近な出来事とは余り捉えられず、どこか他人事のような気がしているのではないでしょうか。中でも児童虐待は、ニュースで頻繁に取り上げられるものは事件や事故にまでなってしまった相当に酷い事例ですが、そこまでではないにしろ意外に「軽度・中度の虐待」は我々の身近なところで頻繁に行われてる可能性は高いのです。

「疲れやストレスを感じている時、子供につい厳しく接してしまう」という事は親なら一度くらいなら誰でも経験しているかと思います。特に母親は、父親よりも子に接する時間が圧倒的に多いため、子育てへのプレッシャーやストレスは相当なものです。

知らず知らずのうちに躾(しつけ)の域を超え「虐待」に近い状態になることも少なくありません。父親による虐待よりも母親による虐待件数が多いという事実も、そういった背景を考えると当然だと言えるでしょう。

日本では家庭や学校教育の場で「躾(しつけ)と称した体罰」が日常的に行われていたという過去の歴史背景から、未だに躾と虐待の境界線が非常に曖昧です。しかし、子供やパートナーが耐え難い苦痛を感じていれば、それはもはや「虐待」と言えるでしょう。

 

 子へのしつけと虐待は紙一重である

我が子にしていることは虐待かも知れない

虐待まではいかないにしても子供の心を傷つけている

私の子にしている態度や発言は虐待だと思う

子を持つ母親なら一度や二度は自分の子への態度にこんな疑問を持った経験があるかも知れません。子供は基本は本能で考え行動を取る自分本位な生き物です。なかなか親の思い通りに行動を取りませんので怒りたくなる気持ちも分かります。

しかし感情にまかせ必要以上に叱ってしまえば、子もショックを受け傷つきますが、母親自身も自分が消えてしまいたいと思う程の自己嫌悪に苛まれることになります。

そのような子への行き過ぎた対応は自分自身へのダメージも伴います。辛い状況をそのままにせず当セラピーへお越し頂き、速やかに本来の母性愛を取り戻し、今しかない子の成長と共に幸福な楽しい家族生活を取り戻しましょう。

 

 様々な幼児虐待・児童虐待・子供虐待の種類

親が仕事や夫婦仲・ママ友・祖父母との関係などの様々なストレスを抱え込み、そのストレスを処理することが上手くいかず、精神的に不安定になり、その不満を子供にぶつけてしまう為に起きてしまう虐待のことを「幼児虐待」「児童虐待」「子供虐待」と言います。

一般的に「幼児虐待」「児童虐待」「子供虐待」と聞けば、殴ったり蹴ったり抓ったりする身体的な暴力をイメージされることが多いかも知れません。しかしそればかりではなく、実際には次の4つに分類されます。

身体的虐待

殴る、蹴る、叩くなどの手段を使って、子供に肉体的な苦痛や障害を与えるものです。精神的虐待や性的虐待と比較すると、子供の体の怪我や怯えや親をかばうといった不自然な態度から、周囲の人に発見されやすい特徴があります。

4つの中で最も多い虐待ですが、これは「厳しいしつけ」との境界線が曖昧であり、親自身も虐待ではないと思い込んでいるケースが多くあります。

性的虐待

義理の親、学校や塾の先生、中には実の親が子供に性的な行為をしたり、イタズラをすることで、自分の性的な欲求を満たそうとするものです。他の虐待と比べ、被害にあっていることが外見的に分かりにくく、子供もそれを訴えるのをためらう傾向が強いため発見そのものが難しい虐待のひとつです。

守るべき大人たちが未成年の子供の身体に性的興味を持つのは異常行為以外の何物でもありませんが、そのような未熟な精神構造を持った大人は意外と多いので、親は常に万全な注意が必要です。

ネグレクト(放置虐待)

食事や身の回りの世話を全くしない、会話を全くしないなど、親としての責任を放棄し、子供を放ったらかしにして置くものです。自分の欲求のはけ口に子供を利用する虐待とは違い「世話をしなければ」と分かっているのに、精神的疲労などから育児が出来なくなるものです。

身体的虐待の次に多く、ネグレクトも外部に分かりにくいという特徴があります。また準ネグレクト家庭となると以下のようなものがあります。

「家の中で会話が余りなかった」「家族で外に出かけることが少なかった」「父親との接点は余りなく家族・父親の実感がなかった」「遊んでもらうことが少なかった」「可愛がってもらった実感が余りない」など。ネグレクトで育った子供は自分が親になると同じ傾向を示し繰り返してしまうのです。

心理的(精神的)虐待

言葉による脅しや、子供の自尊心を傷つけるようなことを繰り返し発言し、他の兄弟などと比較し差別的な扱いをしたりするものです。
DV(ドメスティックバイオレンス)と心理的虐待は、実は切り離せない関係にあります。家庭内DVによる子への心理的虐待には次のような場面があります。

「子供の前で、夫が妻に暴言を吐き暴力をふるう場面」
「子供の前で、妻が夫に暴言を吐き暴力をふるう場面」
「母や父が子に暴言を吐く場合」
(子の身体に体罰を加える場合は「身体的虐待」となります)

上記のケースのように夫婦間の暴言暴力の応酬は、目の前ではなくても、隣の部屋など、気配を感じるだけでも子供は精神的に心理的に深い傷を負います。どれも、大人の持つストレスや憎悪が直接的・間接的に子供に向けられたものであり、子供の成長に大きな悪影響を与えることから、心理的虐待にあたります。

 

 なぜ虐待が起こってしまうのでしょうか?

虐待の発生は家庭の状況が大きく関係しており、夫婦の不仲や経済的困難、または仕事などの外部要因などのストレスを抱えた家庭では、日常的に不安やイライラが発生しやすいために「気分が優れず、ゆっくり休みたい時に、子供が泣き出した。」など子供が自分の思うようにならない時に、つい手が出てしまったり、暴言を吐いたりしてしまうという事が起きやすくなります。

また、経済的理由などから仕事に明け暮れ、疲れ果ててしまった状態では、子供とゆっくり向き合うことなど出来ません。「子供を大切にしたい」と思いながらも、疲労や無気力から、ネグレクトに発展してしまうことが多くあります。

また、日本は未だに「夫は仕事で妻は家庭」といった性別役割分担の意識が強く、子育ては妻任せということも珍しくなく、夫から妻への子育てに対する労いの無さも原因となります。また、シングルマザーの増加や地域との関係の希薄化により母親のストレスが溜め込まれ、それが子供に向けられてしまうことで虐待につながっていきます。

 

 虐待する親も子供時代に虐待を受けている

虐待は連鎖する」と言われるように、虐待をする親の多くは、幼少期に虐待を受けてきたことが少なくありません。日常生活で当たり前のように虐待行為を目にしていると、自らも物事の解決手段としてそれを学んでしまい、自分の子供へと連鎖させてしまいます。

虐待する人は、幼少期に親からの愛情を十分に感じられなかった事が多く、親に対する不満や怒りという感情が解決されないまま大人になってしまいます。そのため、子供を育てるにあたり、その辛い記憶や感情を思い出し、刺激されることで虐待へ走ってしまうと考えられています。

そういった満たされない気持ちを抱いている親にとって、子供は“自分の欲求を満たすための存在”でしかありません。そのため、思い通りにならない子供に対して、必要異常に苛立ち、暴力を振るってしまいます。

虐待という過酷な体験は、心理的に子供に重大なダメージを与えます。睡眠障害、無気力、またはアスペルガー症候群の傾向を持ち、落ち着きのない「多動」を引き起こすだけでなく、社会不安障害やうつ病、摂食障害など、大人になっても様々な精神的な問題を引き起こします。

親から無条件に愛されなかったという思いから「自分には価値がない」という自己評価の低さや、周りの人への不信感を抱きながら生きていくことになるのです。

 

 虐待の心理「お母さんは実に疲れる」

日々、仕事や家事に邁進されているお母さん方は疲れを感じてしまうことが多々あると思います。毎日ヘトヘトになるまで仕事して、帰ってきたら家事をして、そんな中、少しでも目を離そうものなら、子供たちは危険な遊びをしだしたり、部屋をちらかすなどを繰り返す・・・。疲れてしまうのも頷けます。

また、子供達は優しく言っただけでは聞かないこともあります。本気で怒らないと、お母さんの言うことを聞いてくれない時もあります。そうやって親の気を引いているのかもしれませんが、することのいっぱいあるお母さんは疲れてしまいます。

 

 虐待の心理「自分の時間が欲しいお母さん」

子供は未熟な部分がたくさんあり、一緒にいると、なんでそんなことをするの?!というようなことも平気でします。自分に心の余裕がある時にはまだ良いのですが、疲れている時や他にもしなければいけないことがある時や、時間に余裕のない時などはついつい叱ってしまうこともあります。

しかし、そのしかり方も注意しなければ子供の心を傷つけることになります。子供を叱るときにはヒステリーに我を忘れるほど叱るのは問題です。出来れば言い聞かせるように、諭すように話すのが良いのですが、やはりそれが無理な時もあります。何度言っても分かって貰えないことがあると憎らしく感じることもあるでしょう。

また、言えば分かってくれるという期待があるからこそ、子供に強く当たってしまう場合もあります。

 

 虐待の心理「一人で抱え込んでしまうお母さん」

最近は一人で子育てをしているお母さんも増えています。仕事も家事も両方こなさなければいけないので、大変な負担が掛かっているのですが、自分が頑張らないとと思うあまりに、子供に強く当たってしまう場合もあります。

また、家族関係が悪いなどの原因があり、子供にカウンセラー役を担わせ、愚痴をこぼしたりする母親もいますが、家族の悪口を子供にするのは余り感心できることではありません。子供にとってはみな血の繋がった家族であるので、それを否定されることで、自分のアイデンティティを疑うようになってしまいます。

苦手な家族がいれば距離を置くこともいいでしょう。子供たちの負担にならないように、気を付けるようにしましょう。

 

 虐待の心理「自分自身の心身のバランス」

虐待が起こる過程では、自分自身の心身のバランスが影響していることも多いです。家族関係やママ友などにストレスを感じていてそれを消化しきれない場合などに、子供が生意気な態度や何か失敗をすることや、イタズラをすることなどがあると余裕なく怒ってしまうこともあります。

そんな時には、自分のコンディションの悪さを自覚して、子供から少し距離を置くのもいいかもしれません。お母さん、ちょっと体調が悪いからごめんね。と伝えて、横になるのもいいでしょう。子供は親がいないと生きていけない存在ですので、どんなに叱っても、おかあさん~!と来てくれる我が子は可愛いものです。

どんなにワガママを言っても、子供の喜ぶ顔が見たいと思うことも多いのではないでしょうか。無理はしないで、子供と毎日を過ごしていきましょう。

 

 虐待の心理「夫婦喧嘩は子供のいないところで」

お互いの考え方が合わずに夫や家族と意見をぶつける時もあるかもしれませんが、そういった行為は子供がいないところで行う方がいいでしょう。子供に言い争っているところを見せてしまうのは、「マルトリートメントという不適切な養育行為」になってしまいます。

言い争っている家族を見て、子供は混乱し、恐怖を覚えるようになりますので、注意が必要です。夫婦で話し合いをする場合には、子供が寝静まった後や子供が席を外しているときに行いましょう。どんな理由にせよ、父親と母親が言い争っている姿を見るのは子供にとっていい気はしません。子の将来の結婚生活にも悪影響を及ぼしてしまいます。

 

 虐待の心理「夫や家族の無関心が原因の場合も」

毎日孤軍奮闘で育児に取り組んでおられるお母さんも多いと思います。朝子供を起こし、学校に送り出し、帰ってきたら食事を作りお風呂に入れて、眠るときには本を読むということを行っているかと思います。そこに仕事も加わって毎日忙しく過ごしておられるかと思います。

そんな中でも、夫や家族などに子供のことを少し見てもらうという方法はいかがでしょうか。夫は全く子育てには関知しないというおうちもあるかと思いますが、旦那さんにも育児に参加してもらい、父親と一緒に過ごす時間などを増やすこともいいでしょう。

その際にはあまり旦那さんのやることに口を出すのは止めた方がいいかもしれません。確かに、お菓子を食べさせ過ぎるとかオモチャを買い与え過ぎるとか口を挟みたくなることもあるかと思うのですが、そこはグッと堪えて、夫にも育児参加をしていただきましょう。

一緒に育児をできるようになれば、お互いに思うことなどの意見交換などのコミュニケーションも増える可能性があります。

 

 虐待の心理「とにかくお母さんは忙しい」

男性は仕事をして女性は家を守るという観念は今の時代では失われつつあります。女性も外で働く機会も増え、男性も育児に参加する機会も増えています。どちらか余裕のある方が行うということもあると思いますが、子育ては二人でしていくものなので、お互いによく話し合い、夫婦で子育てをしていきましょう。

お父さんが仕事で忙しく家にいない家庭もあります。そんな中でお母さんは一人で子供と向き合いストレスが溜まることも多いでしょう。そういった時には、一人で無理をしないで、誰かに頼るのもいいかもしれません。姉妹でもいいですし、地域の育児サークルなどでもいいでしょう。

悩みを話せる人が見つかることで、少し気持ちが楽になる場合もあります。子供と二人で閉鎖された環境にいると、どうしても気が滅入って不安定になってしまい、いけないと分かってはいても、その矛先は子供に向いてしまうことにもなります。

子供を叱った後に、「今日も怒ってしまった・・・」と子供の寝顔を見ながら反省することもあるのではないでしょうか。子供が大好きで愛していると思いつつ、ついつい、叱ってしまうことも多いのが子育てです。他にもすることが山ほどあるお母さんなので、毎日忙しく気持ちに余裕がない時もあります。

 

 子供は自分の思い通りにいかないものである

子供は予想外のことをするものであり、親が嫌がることもお構いなしにします。むしろそれが普通であり、そこを気遣える子供は子供らしくないとも言えます。だんだん大きくなってくると子供も親のことを労うことや気遣うこともあるのですが、小さいうちは自分本位に動いているので、相手に気を遣うことなどは不可能な存在です。

そんな時には、毎日ご飯を食べて健康に過ごしてくれたら100点くらいの気持ちで大らかに考えることも良いのではないでしょうか。

細かい躾のことなどが気になる時もありますが、些細なことを気にしだせば、自分がイライラするばかりで楽しい時間が楽しく感じられなくなることや、せっかくの子供との交流時間がつまらないものになってしまうこともあります。

時間がない時や余裕のない時などには子供を叱りつけることもありますが、そこでは一呼吸おいて、冷静になりましょう。母親は口うるさいもので、その口うるささが愛情に感じられる時もありますが、あまりの過干渉が毒になることもあります。

子供を自分の意のままに動かそうとしていないかを今一度しっかりと考えてみて、毎日子供に接するといいでしょう。

 

 親にされたことを知らず知らずに子にしてしまう

自分が家庭で親にされてきたことを無意識の内に子供にしていたというケースもあります。自分がそういう扱いを受けてきたので、そうすることが普通であると自分で感じてしまっているためです。その考え方は間違っており、自分も子供も、もっと愛されて慈しまれる存在なのですが、それに気づいていない方もいます。

3歳くらいまでは子供は猫可愛いがりするように毎日、「可愛いね、可愛いね」と言って育てるのがとても良い育て方です。3歳くらいまではコミュニケーションもまだまだ上手く取れない段階ですので、親のお世話のもと、毎日命を守ることだけで精一杯な状態で過ごしていることもあるかもしれません。

子供の成長を日々感じられるとまた違うのですが、家庭環境や経済状況に応じてはそこまでの余裕が持てない場合もあるでしょう。そういった場合には、地域の育児相談などを頼るなど、誰かに助けてもらうということも必要になります。

育児は一人で行うものではなく、皆で行っていくものでもあるので、夫や家族、地域の人などに助けてもらって子育てするのもいいのではないでしょうか。

 

 完璧主義を求めずテキトーなお母さんを目指す

「お母さんになると何が何でも頑張らないといけないのだ」とか「子供を愛さなくてはいけないのだ」と思われていることも多いのですが、自分がそこまでの愛情を受けてきていない場合には、どのように愛情を注いだらよいのかわからないといったこともあるでしょう。

そして、育児書などを読んで理想の子育てを目指すのですが、なかなか子供は思い通りには動いてくれないので、そこで悩みが出てくることもあります。そんな場合には、育児書は育児書だと思っておいて、ここまでやってくれたらOKという基準を自分で作るのも良いかもしれません。

親がどう言い聞かせても、子供の習慣や性格で、上手くいかないこともあります。そこは無理に直そうとするのではなく、そういう習性や性格なのだなと受け入れるのもいいでしょう。育児書と子供を照らし合わせるのではなく、じっくり子供を見て個性を理解し、接していきましょう。

子育てをしていると自分と似て可愛いなぁというところも出てきますが、この性格は誰に似たのだろうと嫌な感覚がある場合もあります。それも特質の一部だと考えて、あまりイライラしないようにするのが賢明です。

 

 子供はだんだんと成長していく

小さい頃の子育ては、何も出来ないところからスタートするので大変ですが、段々と話が出来るようになってきたり、自分の意見を言うようになったりとコミュニケーションも取れるようになり、「あぁ楽になってきたなとか楽しくなってきたな。と感じられる瞬間も次第に出てきます」そういった瞬間を大事にして、子供に向き合っていくのも良いのではないでしょうか。

最初は何度やっても飽きずに繰り返すことや次々と新しいオモチャなどを欲しがり、これはいつまで続くのだろう・・・?と思うような時もあるのですが、段々と成長し落ち着いてくる場合が多いです。

大切なのは、幼く小さいながらも子供には意志がありますので、それを無視しないように、しかしその中でもある一定の節度を持って毎日を過ごせるようにしたいものです。

 

1 「子供のために」とは本当は誰のため?

野菜を食べなさいとか、お菓子はあまり食べてはいけないとか、育児に気を遣うお母さん方であれば実践していることも多いと思うのですが、そのような場で、完璧に遂行しようとすれば摩擦が生じる時もあります。旦那さんに向かって、お菓子を与え過ぎないで!とヒステリックになることや、子供にもお菓子ばっかり食べて!と叱りつけるということになり大切な家族との時間が気まずくなってしまいます。

少し柔軟に考えて、自分ではお菓子は買い与えないけれど、旦那さんや両親などの家族が買ってきたときには仕方ないかなと感じるなど、自分の中でのルールなどを周りに押し付けないことも必要になってくるかもしれません。

 

 子育ては自分の思い通りにならないことを知る

子育てをしていく上では、基本的には子供は自分の思い通りにはならないことを理解する必要があるかもしれません。子供には子供なりの感性や考え方、感じ方があるので、それを母親の思い通りにするというのは無理があります。そんな中でも、子供と向き合って、毎日を過ごしているお母さん方は頑張っていると感じます。

自分の思い通りに育児をするのではなく、子供の様子を見ながら合わせていく感じで子育てをするのもいいのではないでしょうか。足りない部分や未発達な部分もあるかもしれませんが、他の子の理想的な部分と比べるのではなく、本人が成長していることを理解できるとこんなに大きくなったのだなぁと感動することもあるでしょう。

つい親の本音で厳しい言葉が出てしまうこともあるかもしれませんが、そんな時にはその後に、「頑張っているよ」とか、「よく出来ているね」とか褒めてあげることも忘れないようにしましょう。

 

 虐待で一人苦しむよりもまずはセラピーへ

虐待される側はもちろん、虐待する側も自制できず繰り返すことで罪悪感・自己嫌悪の塊となり、とても辛い思いをしています。それが親の立場であれば、苦しみは如何ばかりでしょうか。

我が子への「虐待」を「何とかしなくては」と思い悩み聖心こころセラピーに来られた母親の中でも。虐待が完全に収まる人には、ある種の傾向があります。それは「虐待」の直後、子に対しての罪悪感に苛まれる人です。この方は間違いなく改善されます。理由は「自分らしくない行為」だからです。

世の中には「虐待」をしても「当然」と確固たる信念で行っている人もいるのも事実です。このような方は改善されることはありません。なぜならば「そういう人格」だからです。しかし前述の虐待の後「自分を切り刻んでしまいたくなるほどの自己嫌悪」に陥る人はどうぞ私のセラピーにお越しください。

あなたは育った環境の中で「虐待のスイッチを持たされた」のであり、本来そのスイッチを持つべき人格ではないのです。カウンセリングを通しスイッチを捨て去ることで、改善どころか虐待の無い和やかな家庭と明るい子供の将来を取り戻しましょう。

虐待のスイッチを取り除き、母性を取り戻す手段・対策は十分に心得ています