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思考修整セラピー

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

 
  境界性人格障害とは、被害者意識が高く、些細なこと、少しでも気に障ることがあれば、強い怒りを持ち、如何に相手の配慮の無さにより自分が傷付けられたかを詭弁を駆使し執拗に訴え長時間責め立て続ける人格を持つものである。

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害の種類

境界性パーソナリティ障害と周りの人々

相手と距離を置くことも必要

境界性パーソナリティ障害克服に向けて

境界性パーソナリティ障害診断チェック

境界性パーソナリティ障害の根本原因

相手のことを考えての行動も攻撃とみなされる

構ってもらいたい気持ちが強い

境界性パーソナリティ障害に関連性のある項目

境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害

自分に好意的な場合には、自分の支援者だと感じ急速に厚い信頼を寄せますが、自分に少しでも気に入らない出来事があれば直ぐさま敵とみなし攻撃をしてくるのが特徴的な人格障害・パーソナリティ障害です。

境界性パーソナリティ障害」とは、元々神経症と精神分裂病の「境界」に位置するパーソナリティ障害であるためこの呼び名が付き、通称「ボーダー」とも表現されます。この境界性パーソナリティ障害は女性に多く日本だけでも推定100万人〜200万人程いるとされており、全女性の1%〜3%に相当します。また年々その人数が増加しているようです。境界性パーソナリティ障害は中高生辺りから障害が活発化し、遅くは成人初期から生じることもあるこのパーソナリティ障害は、常に精神的に不安定であり、感情の起伏が相当に激しいため、対人関係を円滑に構築することができません。

境界性パーソナリティ障害の症状の現れ方は様々であり、当初は誰にでも人当たりもよく自己表現も上手で人の気持ちを掴むのに長けている印象を持たれる場合も多くありますが、次第に本来の境界性パーソナリティ障害と言える性質が前面に表れてきます。狂言的自殺未遂を繰り返したり、被害妄想に囚われ続け他に徹底した攻撃性を見せます。その他にも衝動的な行動や、不安や寂しさから人や物に過剰に依存してしまうことにより、逆に対人関係のストレスを自ら産み出してしまい、周辺から孤立した状態へと陥ってしまう傾向があります。

境界性パーソナリティ障害の方のコミュニケーションの取り方は非常に不器用であり、相手と適切な距離感が分からないことが特徴です。普通に楽しく会話をしていたのに、何か少しでも気に要らないことがあれば急に攻撃的になり、その後手のひらを返したように温かい態度を示したりします。周りの人はこの豹変ぶりに着いていけず、本人から離れて行き、もしくは一時的に距離を置いたりしますが、それがパーソナリティ障害とは分からず「短気」「ヒステリック」「難癖つける人」「面倒くさい人」として終わってしまう事が珍しくありません。また症状が比較的軽いと、一見周囲に上手く適応して見えることもあり、知らず知らずのうちに症状が深刻化している可能性もあります。


境界性パーソナリティ障害 診断チェック

熱しやすく冷めやすい

慢性的に空虚感を感じている

他人を強く恨むことが時々ある

家族に必要とされていないと感じる

自分を無性に傷つけたくなる時がある

友人や同僚など人間関係が長く続かない

人の好き嫌いや敵味方がハッキリしている

自分と意見の異なるものには違和感を覚える

一日の中でも気分が急激に変わることがある

人の気持ちをコントロールしたくなる時がある

自分がどうゆう人間で何をしたいのか分からない

自分の思い通りにいかないとイライラが激しくなる

周囲の人から見捨てられそうな気がし急に不安になる

一旦怒り出すと、感情をコントロールすることが難しい

最初は好意を持っていた人にも突然失望してしまいガッカリする

自分が傷ついた分、相手にも同様の報いが必要と感じることがある

頭から嫌な事がこびりついて離れずひと悶着起こさないと収まらない

自暴自棄になり死を考えることもあり、死を仄めかす発言が過去にあった

やるべきことに集中できず、自分が好まないことには気が乗らず全くしない


境界性パーソナリティ障害の種類

「境界性パーソナリティ障害」の表面化される症状はさまざまであり、以下のタイプに分類することができます。

1.「自暴自棄型」境界性パーソナリティ障害
精神的ストレスや、強い不安を感じたときに暴走行為を起こします。自殺未遂、リストカット、オーバードーズ(適量を超えた薬を服用する)をしたり、時には犯罪的行為を繰り返すこともあります。

2.「依存強化型」境界性パーソナリティ障害
不安や空虚感から一人でいることに耐え難い苦痛を感じ、誰かに頼って生きて行こうとするタイプです。人を自分の味方に引き込んだり取り込んだりする術が巧みで常に誰かにパラノイア(寄生)することで生きていきます「共依存」はこのタイプの事を指します。

3.「自己愛型」境界性パーソナリティ障害
人から嫌われたり、見捨てられる自分を感じないように、自分を特別な存在だと思い込むタイプです。自分のことばかり話したり、人から批判されることを極度に嫌い、過剰に相手に怒り恨みに思う傾向が強いパーソナリティ障害です。

4.「攻撃型」境界性パーソナリティ障害
不満があると、激しく周囲に当たり散らします。家庭内暴力を引き起こしたり、ストーカーに発展することもあります。 一旦怒りを覚えると相手にそれ以上の打撃を加えようとする攻撃性を持つのが特徴です。

5.「快楽型」境界性パーソナリティ障害
不安や空虚感を和らげるために、衝動的に快楽を求めてしまいます。セックス依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症などに陥ることが多いタイプです。周囲は理解に苦しみ、ふがい無さを覚えますが、境界性パーソナリティ障害の中ではおとなしい部類です。

6.「引きこもり型」境界性パーソナリティ障害
傷ついたり、見捨てられるという恐怖心から、引きこもって安心感を得ようとします。理想的な人間関係が築けないと直ぐに引きこもってしまいます。社会不安障害などが複合的に絡み合い、他の境界性パーソナリティ障害に比べれば比較的おとなしい部類です。

このように様々なタイプがありますが、「境界性パーソナリティ障害」に対して1つのタイプに独立している訳では決してなく、様々な型が複雑に絡み合っていたり、上記のタイプ全部を併せ持つ人も珍しくありません。


境界性パーソナリティ障害の根本原因

境界性パーソナリティ障害の多くの人が抱いている「見捨てられ不安」は、特に幼少期に母子関係に問題があったことが原因とされています。

母親から十分な愛情や保護を得ることが出来ず、子供に必要な「安心感」が無い環境では、子供は健全な自立をすることができません。その結果、思春期以降にボーダーラインいわゆる境界性パーソナリティ障害を発症してしまうことがあります。母親に強い不安や依存心があったりすると、母親は子供が自立することに対して寂しさを感じることがあります。そういった母親の態度や表情を読み取った子供は、母親から遠ざかることを悪いことにように思えてしまい、母親との分離に対して「不安」を抱くようになります。本来、子供は母親の存在が「心の土台」になることで自立へのステップを踏み出すことができるのですが、見捨てられ不安を持った子供は自立をすることよりも、「母親に依存することが良い事」だと思い込んでしまいます。

また、母親との分離は「自分と両親が異なる存在だ」と気付く大切な時期です。その時期に、親と自分との境界線をしっかりと引くことができないと、他人との距離の取り方が分からないという状態につながります。父親の不在や親子関係の歪み(過保護や過干渉)なども要因になることがあるため、母親だけが原因とは言い切れませんが、親からの見捨てられ不安が境界性パーソナリティ障害に大きく影響していることは一つの大きな要因と言えます。しかし親がそのような面が多分にあったとしても「そこまでするか」とまで感じてしまう程の攻撃性には、産まれ持っての気質としか思えない異常性も存在するのが事実です。

また、境界性パーソナリティ障害の方の多くが、「自分の存在意義が分からない」「生きがいを見つけられない」といった感覚を持っています。親から自立することが出来なかったということは「自分自身として誕生すること」に失敗したと言い換える事ができるかも知れません。「自分らしさ」や「ありのままの自分」を確立することが出来ずに成長した大人は、自分の存在価値を見出せず、心の不安定さを持ち続けることになります。


境界性パーソナリティ障害と周りの人々

境界性パーソナリティ障害の人は、自分の症状がパーソナリティの問題だという自覚が乏しく、問題が起きるのは周りが悪いと思い込む傾向が強くあります。

「自分が正しい」という強い意識があるために、周りからの適切なアドバイスや思いやりのある言葉を素直に受け入れることができず、それどころか不必要に相手を批判したり、喧嘩を始めてしまい「良好な人間関係」を自ら破壊してしまうことも珍しいことではありません。このような衝動的な言動や不安定な精神状態によって、周囲の人を困らせてしまうことも多い筈です。

些細な事で怒ったり、自殺をすると騒ぎ立てたり、激しい感情の揺れや問題行動から本人だけでなく家族の方も将来を悲観的に見てしまうことでしょう。親であれば「育て方が悪かったのかもしれない」と自分自身を責めたり、どう対処していいか分からず本人に振り回され、結果的に状況を悪化させてしまうことも少なくありません。


相手のことを考えての行動も攻撃とみなされる場合も

境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害の場合においては、本人に自覚がない場合もありますが、困るのは周りにいる家族や知人である場合が多くなっています。境界性人格障害の方は、自分に原因があると思っている人はとても少なく、すべては周りにいる人が悪い、あなたが悪いという感覚が強くありますので、お前が悪いと言われ続けることで、責任を感じてしまい、この人がこうなってしまったのは自分が悪いからなのだ、と思われているケースなどがあります。相手の攻撃性を感じつつも、それに逆らえず自分自身を責めてしまっている場合には、一度カウンセリングにお越しいただいて、その感覚を正しいものにする必要が出てくるでしょう。表面的には他人に合わせていることなども多いのですが、相手を自分の意のままにコントロールしようとする面など多く、一緒にいる人は巻き込まれることが怖いと感じることも多いです。


自分の意見が言えなくなるケースも

何か自分の意見を言っただけでも、相手の意にそぐわなければ攻撃されるということが日々繰り返されるので、一緒にいる人は自分の意見が言えずに、相手に合わせるしかない場合なども出てきます。夫婦関係などでは、夫婦喧嘩が起こった場合などには、夫がDV夫に仕立て上げられる場合なども出てくるでしょう。DVの事実がなかったとしても、DVに該当するような事例を持ってくる場合などもあり、心が疲弊してしまう配偶者も多いです。執拗に相手を攻撃する特性もありますので、一緒にいる人は怖くなってしまい、近づくことが躊躇われる場合あります。不安定な相手を心配しつつも怖いと感じてしまうこともあるでしょう。何か話し合いをしようと思っても相手の意にそぐわなければ攻撃性を見せることも特性の一つですので、周囲の人はその点についての理解をしておくことが必要です。もし、境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害の人に出会い、付き合い方に悩んでいる場合には、セラピーなどで相談をすることも可能です。相手と付き合っていきたいと思う場合には、どのように対応するといいのかなどをアドバイスすることも可能です。


相手と距離を置くことも必要になる

境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害は若い女性に多いとされていますが、家族や配偶者がその性質を持つ場合には、相手に会わせつつも自分のペースは乱さないことも大切です。ここまでは付き合えるけど、これ以降は付き合えないよ。ということをきちんと伝えて置き、必要以上に相手に依存されないことが大切になってきます。人は誰しも、可哀想だなという気持ちを持っていることで相手に何かしてあげたいなという感情を持つこともありますが、そんな感情を自分の思いを遂げるために最大限に利用しようという特質を持っていることも理解しておく必要があるでしょう。相手のペースに巻き込まれるのではなく、毅然とした対応をしましょう。これ以降は付き合えないということをしっかりと示していくことで、相手に巻き込まれないという意思を持ちましょう。


恵まれている場合にも多い境界性人格障害の気質

境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害を発症している場合では、比較的恵まれている環境であってもその症状が起こっているケースもあります。言い換えれば、殆んどのことが自分の思い通りになってきている場合などにも、思い通りにならないことがあれば即座に不安定になるというケースなどもあります。また、その恵まれた環境というのは、自分の力というよりも周りの環境が良かったことでもあるわけですが、そこに感謝することが出来ずに、自分の無力感を感じ、自分の存在意義に疑問を感じるという方向に気持ちが向くことが多いです。自分に自信が持てない状況の裏返しとして、相手を攻撃するという行動に出ている場合もあるのですが、根本にあるのは、自分が見捨てられてしまうのではないか・・・。という不信感や不安感などが根付いています。自分の中の不安感や不信感を払拭するのは配偶者や家族ではなく、自分自身であることを知ることで、相手との良好な関係性を築くことへの大切さに気付くこともあります。


相手に構ってもらいたい気持ちが強いのが特徴

普通に生活していると、仕事や学業など自分でもやるべきことが多くあり、それに費やす時間も大切になってきますが、境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害の場合には、24時間自分を構って欲しいというような気持ちも抱えている場合が多く、執拗に攻撃することで自分への忠誠心がどの程度あるのかなど相手を試そうという気持ちも働いています。配偶者や家族はそれに巻き込まれないようにすることが大切であり、攻撃には断固とした態度で接することも必要になってきます。自殺未遂を起こしたり、薬を大量に飲んだり、などの狂言自殺を繰り返す場合もあり、家族はその度に疲弊してしまいます。その際には、相手の気持ちをなだめるための言動が必要になってくる場合もあるでしょう。しかし、これ以上はもう無理だということもきちんと伝えた上で、行動を取ることが必要になります。


攻撃性が高まっている場合には、専門機関に受診を

本人の攻撃性が高まっている場合には、配偶者や家族が精神病院などの専門機関を受診することもいいでしょう。本人に色々進言してもあまり効果がない場合も多いため、家族がまずどのように対応するとよいのかを学ぶことは非常に重要です。また、自分の睡眠時間を削ることや、自分の身体に影響が出ないように、対応をすることも必要になってきます。境界性人格障害の方の攻撃性は、家族の心を痛めることにも大きな影響を持っていますので、まずは自分の心身を守ることも必要です。相手の攻撃を鵜呑みにして、自分自身を見失ってしまわないように心掛けましょう。自分が悪いのだと思ってしまうことや悪くも無いのに謝ってしまえば、相手はもっと増長し、攻撃を仕掛けてきますので、そこはきちんと一線を引き、これ以上は対応できないときちんと伝えましょう。そこで相手が自殺未遂を起こすような場合があっても、相手に流されないことも必要になってきます。


一人で抱え込まないで、誰かに相談すること

境界性人格障害の家族や配偶者に悩んでいる場合には、一人で抱え込まないで、相談してください。一緒にいることで自分が悪いのではないかと思い込まされている可能性も十分にありますので、第三者に話を聞いてもらうことで、自分が悪い訳ではないということを知る必要があります。また、相手への対処の仕方なども学ぶことで、相手と自分の問題をはっきりと区別して、ここまでは許容するけれど、これ以上は無理だということをしっかりと相手に伝えることも必要です。自分の中で思い込んでいる、自分が悪いのだという感情を外に吐き出して、実際にはそうではないことを確認しましょう。本人が自分で自覚することが一番良いのですが、難しい場合も多いですので、ご家族がどのように対応すべきかということも、カウンセリングではアドバイスすることも可能です。境界性人格障害という障害というものがどんなものであるのか、またそれに対する対応などを学んでいくことで、現在の苦しみを排除し、より穏やかな毎日を過ごすことも可能になります。相手の要求にすべて答えるのではなく、節度をもって付き合うことが必要になってくるでしょう。自分自身を変えることが大切になってくることを知ることが必要です。境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害者にシッカリと対峙出来る精神力と知恵を聖心こころセラピーで取り組んで行きましょう。


境界性パーソナリティ障害の克服にむけて

境界性パーソナリティ障害は、症状が悪化すると「統合失調症」のように被害妄想が高まり、攻撃性を増し人間関係に亀裂が生じやすく、また、うつ状態や不安障害、摂食障害を引き起こすこともあります。

この中でも一番合併しやすい症状はうつ状態であり、境界性パーソナリティ障害の約80%が併発していると考えられます。こういった合併症に悩まされる前に、症状を早期に改善し、本人だけでなく周りの人たちも安定した生活を取り戻す必要があります。

名古屋聖心こころセラピーでは、まずは本人の症状や置かれている状況を認識し、自覚して頂くところから始まります。そして、人に対する見放され感などの慢性的な不安を解消し、素直に相手の理解を求め、円滑な対人関係を築くことができるようにコーチング・カウンセリングにてサポートいたします。

「自分自身の不安感を収めるものは、もはや家族や友人ではなく自分自身の中に見出すことしかありません」


   
境界性パーソナリティ障害に関連性のある項目