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思考修整セラピー

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

 
DV・ドメスティックバイオレンス  家庭内、夫婦間DVの一番の犠牲者は間違いなく子供であり配偶者は共に考えるべきである。
配偶者から受ける暴言・暴力・侮辱に耐えている理由を「子供のために」は詭弁であり、実際には自立出来ない共依存の典型パターンである。

DV・ドメスティックバイオレンス

DVの種類

DV加害者のタイプ

DVの心理・共依存

相手を自分より下だと思わないように

結婚生活は職場とは違う

DVには毅然とした態度で挑む

DV克服に向けて


DVのサイクル

DV加害者の心理

DVの家庭が子供に与える影響

幼少期から自分を労わる環境が大切

頑張っている姿を子に見せる

人からの評価が気にならなくなる

閉鎖的な環境に陥らない

DVに関連性のある項目


DV・ドメスティックバイオレンス

他人に手を挙げればDVとは呼びません「傷害事件で即逮捕」です。夫婦であろうと親子であろうと手を挙げればDVでは済みません傷害事件で逮捕です。家族・身内だからという甘えは最近では全く通用しません。DVにも色々ありますが、傷害事件まで行かないにしても、どのDVも許されるものではありません。DVを何度も繰り返してしまうのにはどういった心理が働くのでしょうか。DVが起こる原因には「自信の無さ」や「劣等コンプレックス」や「育った環境にDVがあった」などが原因になってくるでしょう。


DVとは

DVドメスティック・バイオレンス)とは「家庭内暴力」を指します。家庭内暴力となれば「思春期の子供による暴力」から「親による子供の虐待」まで全てDVに含むこともできますが、一般的には「配偶者や恋人など親密な関係にある人からの暴力」「DV」として定義しています。

被害者は女性であることが圧倒的に多いとも言えません。最近では「女性」から「男性」への逆バージョンの暴力も増加しています。DVについては、テレビや新聞などで見かけることも多々ありますが、多くの人がそれを他人事のように感じているのではないでしょうか。

ごく一部の家族内で起こっていると思われがちなDVですが、実際に一見何の問題もないような家庭で起きているのが現実です。現在日本では、男性から身体的暴力を受けたことのある女性は26.7%いるとされ、4人に1人が被害を受けていると考えられます。また、繰り返される継続的な暴力を受けたことのある女性は10人に1人いるとされ、その被害状況は深刻です。

DVが起こる背景には、古くからの日本の社会制度が関係しています。経済的・社会的に男性が優位という社会構造が「子育ては女性の役割」「妻は夫を世話して支える存在」といった役割分担の考え方を生み出してしまい、現在でもこのような考え方が文化的に根付いてしまっているのです。攻撃性や暴力性が“男らしさの証”であるような日本文化が長期に渡ってDVを許してきたと考えられます。

DVとは決して単純な喧嘩なのではなく、加害者が被害者へ“一方的”に暴力をふるうことをさします。被害者はその予測不能の暴力(DV)に常に怯えながら安全とは無縁な日々を送り、心身ともに深刻なダメージを受けることになります。

長期に渡りDV被害を受けることで、DVそのものに慣れてしまうことから、被害者女性は「私が悪いから殴られるんだ」というような歪んだ考え方をしてしまいます。その結果、うつ病などの精神疾患を発症し、ますます身動きがとれない状況に陥ってしまうのです。男性優位な社会によって、単純な夫婦喧嘩とみなされることも多いDVが、時として生死に関わる深刻な問題を引き起こすことも少なくありません。


DVのサイクル

加害者は一日中暴力を振るい続けているのではなく、DVにはサイクルがあると言われています。暴力を振るった後「もう二度としない」と謝罪する時期があります。これを「ハネムーン期」と言い、陽気で優しい男性に戻り愛を語るため女性はつい安心しそれを受け入れ許してしまいます。

しかし「ハネムーン期」は長続きせず、加害者はまた様々な怒りを溜め込んでいきイライラし始めます。この時期を「緊張形成期」と呼び、椅子を蹴るなどの攻撃的な行動を見せ始め、緊張が張り詰めた状態になります。その攻撃的な行動がエスカレートしていき、我慢ができなくなると「爆発期」に入り、激しい暴力が起こります。「爆発期」では、加害者は「お前が悪いからいけないんだ」と暴力を振るう原因は被害者にあると常に主張をします。

「ハネムーン期」→「緊張形成期」
↖      ↙
「爆 発 期」

・・・・・・延々と繰り返されます。


DVの種類

DVと聞けば一般的に「殴る・蹴るなどの身体的暴力」というイメージを思い浮かべますが実際にその“暴力”の形は「身体的暴力」とは限らず、大きく5つのDVに分類することができます。

身体的暴力
一番オーソドックスなDVのイメージが強いものです。殴る・蹴る・物を投げる など加害者が被害者に一方的に暴力を振るいます。傷害罪となりうる暴力で、肉体的だけに留まらず、精神的にも相当にダメージを負います。

心理的(精神的)暴力
心理的DVとは、自分に気に入らないことがあれば、もしくは相手が自分に従わなければ恫喝、脅す、恥をかかせる、無視、命令口調で罵倒する、また、携帯・パソコン・メール・持ち物を無断でチェックする、などのいづれかがひとつでもあれば心理的DVに該当します。被害者の自尊心を崩壊させ、精神的ダメージを与える暴力です。

性的暴力
性的DVとは、「パートナーにセックスを強要する」「偏った性癖を相手が望まないにも拘らず従うまで強要する」「避妊に協力しない」「異常な嫉妬心を抱く」「望みもしないアダルト画像・映像をなどを見せる」など、それらをの要求を相手が飲まなければ次には「心理的DV」「精神的DV」に移行していきます。身体的・精神的に大きな苦痛や屈辱感を与える暴力です。

経済的暴力
経済的DVとは、加害者側が給与所得などを独占的に管理し、生活費などを日々の必要最低限しか渡さない。預貯金は全部自分のものだと言い張る。被害者が外で働くことを嫌い禁じる。加害者がお酒やギャンブルに生活費をつぎ込み被害者を困窮させる。など常に被害者に経済的な自由を許さない暴力です。 被害者は加害者に従わなければ生きては行けない図式を作るのが狙いとなります。

社会的暴力
社会的DVとは、「加害者が被害者の人間関係や日常の行動を把握し絶えず監視する」「友人や親兄弟親戚などの人との付き合いを制限し認めたもの以外を禁止させる」「携帯電話やパソコンの所有を禁じる」など被害者を外の世界から隔離しようとし、まるで軟禁状態を作り出す行為と言えます。自立心や自己判断力を奪い、被害者の社会との関わりを分断させようとする暴力です。


DV被害者の心理

被害者はDVを受けているのにも拘らず、その状況から抜け出すことが中々出来ません。また、一度離れることが出来たとしても、また加害者の元に戻ってくるというパターンがよく見受けられますが、このような行動は相手に対する複雑な心理や恐怖感が引き起こしています。

被害者の中には、自分自身がDVを受けていることに気付いていない方も多くいらっしゃいます。長期に渡ってDVを受け続けると、それが当たり前となってしまい酷い目に遭ったとしても

「私が悪いから夫を怒らすんです」

「彼もストレスが溜まってるから仕方がない」

「相手の家庭環境に問題があったからこうなる気持ちもわかる」

「相手は精神的に病んでいる救えるのは私しかいない」

「厳しい言葉や強い言葉を使うのも私のことを愛しているからだ」

などと様々な自分なりの解釈で相手を理解してしまい、その後、加害者は「ハネムーン期」に移行し優しい態度に戻るため、被害女性はつい安心して再び期待してしまいます。また、自分がDV被害者であると分かっていても、現状から抜け出せないタイプの人がいます。

この環境から離れたいと強く思ったとしても、加害者から「暴力を振るわれていることを人に話したら殺す」などと脅されているために「別れようとしたら殺されるかも知れない」と恐怖に襲われ、誰にも相談できなくなってしまいます。仮に、別れる事が出来たとしてもその後の報復を恐れるために、行動を起こすことが出来ません。

子供がいる家庭では「子供のためには父親が必要」「子供のために我慢しなければ」と感じ、何があっても我慢し続け、加害者との生活を仕方なく過ごす方もいます。或は最低限の金銭しか与えられてないために逃亡資金すら用意が出来ないケースも多くあり、ましてや当座の生活資金などある訳もありません。

繰り返しDV被害に合っていると、被害者の精心状態が不安定になることは言うまでもありません。自尊心の低下や、問題に対処できない無力感から、自立した生活を営むことに不安を感じてしまい、この悲惨な状況から脱出できなくなってしまいます。


DV加害者のタイプ

「DV加害者とは特殊な人」と思われがちですが、決してそうではありません。DVの加害者は決して反社会的な雰囲気を前面に押し出しているような、見た目で直ぐに分かり易い人とは限りません。その多くは、普段周囲の人達からの印象はむしろ真面目で冷静な人だったりします。

DVが原因でそれが警察沙汰などになった場合には、周りの人を驚かせることになります。加害者になる人は、職業や学歴、年齢も多岐に渡りますが、性格的には「嫉妬深い」「男尊女卑の考えが強い」「責任転嫁をする」「批判的な言動を繰り返す」「弱いものいじめをする」という共通点があります。

嫉妬深いタイプ
この人は、出会い、付き合い始めた頃には非常に優しいのですが、そのうちに相手を好きだからという理由で、徐々に被害者の私生活に深く入り込んでいきます。やがて被害者の日常行動を制限、或は監視し、交友関係を断たせることで、被害者を孤立させ、自分だけの物にしようとしていきます。社会的DVや経済的DVの傾向があります。

男尊女卑の考えが強いタイプ
この人は、パートナーが外で仕事をしたりすることや、何かに向けて勉強することなど自立に向かうことを嫌います。それもその筈、女性が自力で生きていくようになれば、自分の優位性が危ぶまれるからです。そしてこのタイプの人は、自分よがりな性的DVや経済的DVをする傾向があります。

責任転嫁するタイプ
この人は、自分の暴力や暴言、経済的封鎖、行動の制限などの全てをパートナーのせいにします。人生で問題に直面した時に自分で責任を取らず、自分の問題を人のせいにする傾向があり、自分があたかも被害者のように主張しますので、論理的な意見交換が全くできません。全てのDVの要因を秘めています。

批判的な言動を繰り返すタイプ
この人は、批判や悪口が多く、被害者を侮辱したり、人前で恥をかかせたりします。酷い場合には子供の前でもそれを実行します。被害者はこういった心理的暴力を受け続けることで、尊厳や人格が酷く傷つけられ、自己否定感が強まり、精神的ダメージを負い「無力感」「虚無感」に支配されていきます。 心理的DVとなります。

弱いものいじめをするタイプ
この人は、弱者に対しての優しさや思いやりがなく、いじめや虐待を平気で行ってしまいます。罪悪感を持つことは少なく、相手のダメージを冷静に見極めつつ酷い暴力や暴言を進行させます。動物虐待などの傾向もあります。また差別意識も高く自分より下と見れば蔑み侮辱的な態度をとります。性的DV・身体的DV・精神的DVなどが強く出ます。

このように加害者にも様々なタイプがありますが、加害者によってタイプの表れ方は異なり、その時の気分や状況によって様々に態度が変化します。


DVの家庭が子供に与える影響

「自分の父親が自分の母親に暴力をふるう・暴言を吐き侮辱する」おそらく、その時子供の状況は、部屋の隅でおもちゃやゲームで遊んでいる、本を読んでいる、テレビを観ていることでしょう。「子供は意外と平気で気にしてはいないです」・・・とんでもない発想です。

子供は全部「フリ」をしているのです。おもちゃやゲームで遊んでいる「フリ」、本を読んでいる「フリ」、テレビを観ている「フリ」、全部フリをしているだけです。家族を守る父親が最愛の母親に攻撃を加えているという、この信じられない光景を必死に気づいていない「フリ」をして耐えているのです。次第に子供は内向的・人間不信・閉鎖的になるなど様々な精神的障害を負う結果になります。

そのように家庭にDVがあれば、当然それを目撃した子供には計り知れない深刻な精神的ダメージを及ぼします。夫の暴力・暴言などは妻にだけでなく、多くの場合子供にも向けられる場合もあるため、「児童虐待」に繋がってしまうことも少なくありません。

実際にDV家庭において、親からの身体的虐待を受けている子供は6割から7割もいるとされており、精神的虐待に至っては100%全員が受けていると考えられます。“暴力”で問題を解決することを学んでしまった子供は、将来DVの加害者になる確立が非常に高いことは間違いありませんが、たとえ他者に暴力を振るわなくても、自傷行為、薬物やアルコール依存などに陥ってしまう危険性があります。子供の健やかな成長を願うためにも、DVの連鎖を断ち切らなければいけません。


DVの心理・共依存

DV加害者は「劣等感」「コンプレックス」が非常に強いため、人を攻撃したり、自分は凄いんだ偉いんだ、などを常にアピールすることでしか「優越感」を感じることが出来ません。DV加害者にとって“暴力”とは、自分が人より優秀である証であり「劣等感」を消すための手段となっています。

加害者は、自分より確実に弱い相手を選び、暴力によって相手をコントロールしようとする点で、DVは「いじめ」とよく似た構造だと言えるでしよう。加害者は自分の「自尊心」を得るためにパートナーを苦しめますが、ただの暴力や暴言だけでは当然被害者は逃げ出してしまうためフォローもする場合があります。「本当に悪いことをした」と優しく相手に許しを求め身体の傷や心の傷を慰めたりもします。

一方、DV被害者にも、暴力・暴言などを受け入れてしまう心理、または逃げ出すことが出来ないといった傾向がありますが、それは「この人に見捨てられたら生きていけない」という“見捨てられ不安”によるもので、被害者自身も「自分はダメな人間だ」「叱られて当然の人間」と思い込んでいるため、たとえ暴力を振るわれたとしても相手にしがみついてしまうのです。つまり、加害者も被害者も強い“劣等感”を抱えていて、それが違う形で表現されていると考えられます。

何度もDVが繰り返されれば、お互いが「劣等感」を埋めるための道具になっていき、依存関係「共依存」が形成されます。DVをする側もされる側も、幼少期にDVや虐待を受けているケースが多々あり、親から無条件に愛されなかった子供は、「自分には価値がないんだ」と劣等感を抱くようになります。

また、人との健全な交流が少なかったために、偏った手段でしか対人関係を築く事ができません。DVだけでなく親が過保護や過干渉である場合も、子供は精神バランスを崩しやすくなり、過度に批判をされた結果“劣等感”を感じるのは当然の結果であり、親に対する怒りや不満を抑圧したまま大人となり、潜在的に「怒り」を内在化し、ストレスを感じると攻撃的な性格になってしまいます。

DV加害者も被害者も「満たされない欲求」をお互いに求めようとしますが、暴力や依存によって得られる満足感は一時的であることを認識しなければいけません。


幼少期から自分を認めて労わる環境が大切

「DVは連鎖する」ともいう通り、長年育った環境の中でDVを経験することや見たりすることで感覚がマヒしてしまっていることがあります。当時はDVを見たり被害を受けたりして凄く怖くて辛かったにも拘らず、無意識の中に、自分がこのようにされてきたのだから、相手にもそれをしてもいいのだという感覚が宿っていて親がして来たことを子が繰り返すことは非常に多い事例です。自分の心の中で満たされない何かや劣等感を感じていることがあり、それが刺激されることになると、強烈なストレスを感じイライラが爆発してしまいます。また、相手を未熟だと感じることで、自分の方が正しいとか優れているなど、人を上下で判断してしまい相手に支配的な態度で接することがあります。でも、それらには全く愛情が欠如していることに気づかなければいけません。DVが行われている家庭では常に緊張状態に陥っていて、配偶者も子供も安心して過ごすことが出来ていないといった特徴などもあります。身体的なDVが行われていなかった場合にでも、父親が厳しく怖くていつもビクビクオドオドして過ごしてきた方などは、精神的DVの被害者と言えます。


子供の発達に悪い影響がある

母親が父親に殴られたり罵倒されたり、逆に父親が母親に罵倒されたりしている様子を見て、果たして人を敬うことのできる子供が育つでしょうか。誰かを馬鹿にするのではなく、お互いに良いところを見て、毎日楽しく過ごしていけるのが本来の家族の在り方です。もちろん、厳しいことを言わなければならない時もあるかもしれませんが、子供は親の背中を見て育ちますので、自分の親の子育てなども自然と真似てしまうことにもなります。夫婦は価値観の違う二人が一緒に暮らしているので、価値観がぶつかり合うこともたまにはあるかもしれませんが、その様子を子供に見せるのは余り良いことではありません。また感情的になってしまい自分をコントロール出来なくなってしまうのも大変問題です。仕事や家族関係などで考えるべきことも多い中で、ストレスが溜まることもありますが、きちんと感情的にならないように話し合い、助け合うことが必要です。


相手を自分より下だと思わないように認知を変える

外で仕事をしていたりすると様々な状況の中で能力を問われることが多々あります。あの人は頭が良いとか要領がいいとか、仕事が出来るとか出来ないとか、そういった話になることも多々あります。また、優秀な人間の中に入れば自分に足りないものに気づき、自分はまだまだだなぁ、と感じることもあるでしょう。そんな環境にあったとしても、家庭でもその関係を持ち込むことは間違っています。結婚生活においては相手のことを尊重し、何かやりたいと思うことがあるのであれば、応援する姿勢を見せることが通常です。しかし、自分に自信がない場合には、相手を暴力や恐怖で支配しようとするために、相手の嫌がることを平気でしてしまいます。そうなってしまう原因には、幼い頃より自分が親からそのような扱いを受けてきた可能性が充分にあります。そして問題は相手に対して愛情ではなく支配しようという意識が働いていることにあります。結婚生活などの人間関係は、愛情や信頼関係によって成り立つものであることが理解できると相手への接し方も変わってくるのですが、その点がわからない人も非常に多く見受けられます。


自分に自信が持てるように考え方を変えていく

自分に自信がないばかりに相手を傷めつけるのではなく、自分に自信が持てるように何かに取り組むというのも良い方法です。趣味や仕事、勉強など自分で何か取り組めることがあるとDVにも変化が起こりやすくなります。目の前にいる人を自分の思い通りにコントロールしたいという感情が意識的にしろ、無意識的にしろ起きる場合もありますが、そういった場合にも自分のやるべきことに集中して、相手から離れることも大切です。配偶者や子供は自分とは違う人間ですので、思い通りにはなりませんし、そんなことをしてもお互い幸せにはなれないでしょう。幸せを考えるのであれば、今自分がすべきことはなんなのかというのをしっかり考えることも必要です。


自分は凄いだろう!と誇張するのではなく、頑張っている姿を子に見せる

自分に自信が持てない人ほど「自分はこんなにスゴいのだ!」とか「認めてほしい!」という欲求が出てくる場合もあるのですが、自分に自信がある人は、そんなことを考えもせず、一人黙々と取り組んでいる場合も多いです。むしろ、その取り組む姿を周りの人が認めていて評価されている場合も多くあります。周りからの評価は自己評価の8割といわれていることもあり、自分が頑張っていると思うほど周りからの評価はそれほど高くないこともありますが、それでも腐らずに続けていくことで認められるケースもあります。また、自分をスゴいと認めてもらいたいという承認欲求は幼い頃に認めてもらえなかった経験からきている場合もあります。親や先生などに関心を持たれなかったり、頑張ったことを「そんなもの」とけなされたりした経験があったのかもしれません。もしそうであれば自分の心の傷を理解して、歪んでしまった考え方を正していく必要があります。


両親が忙しくて、コミュニケーションがうまく取れていなかった場合も

両親が仕事などに忙しく家にいなかった場合や、子供と十分なコミュニケーションが取れていなかった場合にも、DV加害者や被害者になるケースもあります。また、親自身にもトラウマなどもあるのかもしれません。自己肯定感が上手く育っておらず、自分は自分のままでいいのだといった感情を持つことが出来ずに、いつも不安定な感情に囚われることになります。最初は冗談のように相手に言った言葉でも、相手は傷ついている場合があります。子供の時にそのような関係性をいろいろと体験していくことで、こんなことは言ってもいいけど、こういうことは言ってはいけないのだなと経験するようになるのが一般的なのですが、DVが起こっていると日常的にあるべき状態でないことが起こっているので、感覚がマヒしてしまいます。周囲から影響を受けることで、汚い言葉や激しい言い方などをマネするようになることもあります。


結婚生活は職場とは違う

結婚生活にも職場のような関係性や効率などを求めている場合もあるのですが、そういった考え方は少し変えると良いかもしれません。お互いの気持ちを話し合うことは大切ですが、感情的に喧嘩になってしまうと、話し合いも決裂してしまいます。そして、自分の意見を通すために意固地になっていき、最悪の場合暴力に発展するケースもあります。相手を責めるのではなく、自分の行いも見つめ直す必要があります。子供が見ていることを考えても、感情的にならずに建設的な話し合いをすることが必要です。相手をけなすことや、相手の意見を尊重できないことは相手自身を尊重できていないことになるので、そのような時はお互い離れることも必要になってきます。DVにならないためにも、距離を置いて付き合うことも必要になるでしょう。DVが起きている家庭では「共依存の関係性」になっている場合も多く、また、世間的なことも考えて別れられない人も多いのですが、一度距離を置くことも必要になってきます。


幼少期から培ってきた自分の考え方をコントロールする

日々生きていると誰でもイライラすることや一言二言いいたくなることもあると思いますが、その発言をしたときに相手がどの様に思うかなどを考えられる余裕が生まれればまた変わってきます。自分本位な考え方をするのではなく、相手を軸にした考え方が出来るように、考え方を変えるトレーニングを受けにカウンセリングを利用すると良いでしょう。なにも考えずに発言している場合には、その発言をするとどうなるかということを少し考えてみるのも大切です。自分がもし相手から同じようなことを言われたらどのように感じるのかなども考えてみる必要があります。相手のことが本当に好きであれば、相手の喜んでいる顔や笑顔でいる顔が見たいと思うことが多いのではないでしょうか。そこで、自分の体裁を保つためや自分のことばかりに意識が集中している場合はないでしょうか。そういう風に考えてしまうのも、幼少期から、自分を大切に扱ってこなかったことが原因である場合が非常に大きいです。自分のことを大切に扱えるようになることで、自分に自信が持てれば相手を束縛したり馬鹿にしたりというDV行動もなくなるでしょう。


評価を受けるようになると、それに合った行動をとろうと思うようになる

人からそれなりの評価を受けるようになると、その信頼や期待を裏切りたくないという気持ちが働き、一生懸命に取り組むようになる場合もあります。もちろん、そこには自分でこれがやりたいという気持ちになっていることも大切なのですが、まずは、自分を認めることをしてあげるといいのではないでしょうか。自分にはこんないいところがあって、こんなところもあってということを考えるのもプラスになります。威嚇的な態度を取ってしまうのは、怖がりの犬が人を良く吠えるのにも似ているかもしれません。しかし、吠えたところで、相手を威嚇するだけで、相手は怯えて、心を閉じてしまいます。相手からの評価が得られるように日々努力を行っていくことも必要でしょう。


自分に自信がついてくると、人からの評価が気にならなくなる

自分に自信がつくと、なにか不安なことがあっても、暴力などで対応しなくなるケースもあります。暴力以外にも相手に伝えることがあれば、伝えることが出来るようになります。暴力で服従させなくても、自分の魅力を分かってもらうことも可能です。自分に自信がないことや、何か不安を抱えていると、気持ちも不安定になり一緒にいる人にその感情をぶつけてしまうこともあります。そういった場合には、自分の考え方を変えてみて、相手の意見や行動を尊重するのもいいでしょう。もちろん、きちんと自分の意見を言う必要はありますが、そこでは暴力で訴えるのではなく、話し合いやきちんとした自分の意見を述べましょう


自分の思い通りのならないこともあると思うこと

配偶者や子供たちについて、この人たちは自分の意に沿うように発言や行動を取るべきだという考え方は間違っています。配偶者や子供達も一人の人間であり、それぞれの考え方を持っているので、考え方が合わないこともあることをしっかりと理解しておくといいでしょう。自分の感情のままに、言葉を発する、行動を起こすのではなく、発言をするときには、少し考えることも必要になるかもしれません。他人行儀になるかもしれませんが、相手に嫌われたくないと考えるのであれば、自分に自信が持てるような行動をとっていく方がより効果的でしょう。仕事を頑張ってみることもいいですし、家族に優しくすることも一つです。父親あるいは母親が、配偶者に対して、優しく思いやりを持って接している姿を見ることで、子供達も、あのように接すると喜ぶのだなということを学ぶことにも繋がります。


DVには毅然とした態度で臨むことも必要

DVを繰り返し受けていると自分が悪いからなのだといった感覚に陥っている場合も多いのですが、「DVが行われたら離れる・別れる」という自分の中での決意をしっかりしましょう。DV加害者はもうしないと言いつつも、また同じ感情を爆発させることが常です。それを信じて何度も我慢することを繰り返すことで結果離れられなくなってしまい、それはお互いのためによくありません。一緒にいるのであれば、楽しく幸せな状況であることが当然です。そうでない状況になる場合には、お互いに離れることが必要です。DVは相手に対する見くびる気持ちと甘えがありあす。この人にならこのくらいやっても離れていかないというようなしたたかな計算もあるのでしょう。しかし、それは相手の幸せを無視した行為になりますので、一緒にいることは良くないことにも繋がります。相手のことを少しでも思うのであれば、離れることも一つの選択肢であることを覚えておいてください。


閉鎖的な環境に陥らないことが大切

DVになっている場合には誰にも相談できずに悩んでいる可能性も高いです。そういった場合には、誰かに信頼できる人に相談することやSOS も必要になります。相手と自分しか見えていないことでDVがエスカレートする可能性がありますので、第三者に相談して、きちんと対応をしていくことが必要です。カウンセラーなどに話を聞いてもらうこともいいでしょう。できれば、DV加害者の人も一緒にカウンセリングなどを受けて、自分の中にある自己否定感をなくしていくことが必要になります。聖心こころのセラピーではDV加害者と被害者両方の考え方を変えていく精神療法なども行ないます。DV加害者の方と被害者の方のお話も伺い、思考パターンを変えて行く認知療法を行っていきます。


DV克服にむけて

DVの被害者の方の中には、辛いのにも関わらず相手と別れられない人が多くいらっしゃいます。特に夫婦の場合、離婚に対して世間からの否定的な見方があるために、簡単に関係を断ち切ることが難しいかも知れません。しかし加害者も被害者もその関係に「幸せ」を感じられないようであれば、当然関係を離婚など「離れていく」方向で考えるか、もしくはDVの加害者被害者の「原因」を取り除く方向で取り組むのか、いずれにしても不幸な関係を見直すことが必要になってくるでしょう。

お互いの気持ちの整理が図られるよう環境を整えることも重要ですが、心の奥に潜在するDV加害者も被害者も共に「劣等感」や「不安感」を改善していかなければDVの根本解決には至りません。名古屋聖心こころセラピーでは、幼少期からその家庭の中で身に付けてしまった不幸に向かう歪んだ考え方を修正することで、自己肯定感を高めることにより気持ちに余裕を持つことが出来れば、DVは収まる傾向を示しパートナーとの依存状態から互いを尊重しあう関係を構築していきます。


DVに関連性のある項目