心的外傷後ストレス障害(PTSD)のカウンセリングは名古屋聖心こころセラピーへ


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心的外傷後ストレス障害「PTSD」       writing by Kitayama

心的外傷後ストレス障害は通称「PTSD」とも呼び、その心的外傷後ストレス障害「PTSD」とは、日常とは掛け離れた強いストレス、例えば、大きな事故や大地震などの自然災害、犯罪、虐待など命が脅かされるような体験、人としての尊厳が損なわれるような経験が原因で起こる症状です。このような体験、経験を「トラウマ」とも言います(PTSDになるような体験=トラウマという訳ではありません)。トラウマを自分の心の中で上手く整理、制御出来ず、日常生活に支障が出ている状態であれば「心的外傷後ストレス障害」と言えるでしょう。少し前までは命に関わるような、強い衝撃の一度の体験後に心的外傷後ストレス障害「PTSD」が起こると考えられていましたが、最近はいじめ、虐待等の長く続く辛い体験でも心的外傷後ストレス障害のような症状が起こると考えられるようになり、それは「複雑性PTSD」と呼ばれるもので、下記下段に詳しく記述してあります。命に係わる衝撃的出来事をノックアウトする程のパンチが心的外傷後ストレス障害「PTSD]だとすれば「複雑性PTSD」とは心にジャブのような攻撃を受け続け、最初は何ともないのに、後からじわじわと辛くなっていくものです。

また、衝撃の強い体験のすぐ後に起こる反応だけでは心的外傷後ストレス障害とは判断されません。同じ症状でも、4週間以内に治まった場合は急性ストレス障害(ASD)と呼ばれます。




 心的外傷後ストレス障害「PTSD]3つの症状

心的外傷後ストレス障害「PTSD」と精神科・心療内科などの病院で診断される代表的な症状としては下記の3つが挙げられます。

 再体験(フラッシュバック)
 回避・麻痺(まひ)
 過覚醒


 1.再体験(フラッシュバック)   

心的外傷後ストレス障害「PTSD」を起こす原因となったトラウマを、思い出したくない、考えたくないと願っても否応が無しに思い出してしまう現象の事を「再体験・フラッシュバック」と呼びます。トラウマをリアルに思い出すことで、その時の体験を追体験しているような感覚に陥り、苦しさを感じてしまいます。睡眠時においても悪夢としてトラウマを再体験してしまうことさえもあります。この体験は何も映像と音で全てを表現されるものだけではなく、その時の音だけ、痛みだけ、匂いだけ、といった感覚に訴えるものとして発生することもあり、フラッシュバックを起こすことで、恐怖、混乱といった状態に陥り、パニック状態や、部屋の中から出られなくなったりしてしまいます。他にも、外部からの刺激を受け付けまいと自分の殻の中に閉じこもり、無気力、無関心な状態になることもあります。

記憶と言うものは、本来時間が経つほど次第に曖昧になり薄れ行くものですが、フラッシュバックされる記憶というのは時間と共に更に鮮明さを増して行きます。




 2.回避・麻痺(まひ)  

心的外傷後ストレス障害「PTSD]の症状の一つである「回避・麻痺」とは「また怖い目に遭ったら・・」「またフラッシュバックが起きたらどうしよう」と予期不安に陥り、トラウマとなった体験を極力避けようとする行動です。例えば、水難事故に遭った場合には川や海といった水辺を、列車の事故に遭った場合には電車に乗ることを避けようとします。事故が起きた時に周りに人が大勢いたなら、人混みですら怖いと感じることもあります。その回避的な思考を生活範囲に定着させてしまい、やがて日常生活にかなりの支障が生じるようになります。或は、自分自身の心を守るために何も感じまいとして、自分の気持ちがまるで麻痺(まひ)してしまったかのように、感情表現ができなくなったり、現実感を喪失したりしてしまうこともあります。




 3.過覚醒   

ほんの些細な出来事にでも、トラウマを連想させるようなことが少しでもあれば過剰に恐ろしく感じてしまう状態です。列車事故であれば電車を連想させる音、事故当時を連想させる少し大きめの音等が考えられるでしょう。小さな事に必要以上に敏感になってしまう為、気持ちが休まらず、睡眠障害に至ることも多々あります。また、常に不安感が消えず、常に怯えていたり、イライラしてしまったりもします。
過覚醒状態の辛さを軽減するため、例えば、眠れないからお酒を飲んだり、睡眠導入剤を試したりした結果、アルコール依存症、薬物依存症を起こしてしまう場合も少なくありません。


以上、上記のこのような3つの症状により、人生を楽しめなくなり、積極性が失われ、充実感が得られなくなってしまいます。また、不眠や不安が長く続くことで体調不良、鬱(うつ)状態を引き起こすこともしばしばあります。場合によっては「私がトラウマとなるような状況を招いてしまった、何もかも自分が悪いのだ」と歪んだ認識をしてしまい、今ある心的外傷後ストレス障害「PTSD]に陥っている自分自身を必要以上に責めてしまう場合もあります。




 複雑性PTSD   

複雑性PTSDとは、「複合的な心的外傷後ストレス障害」とも呼ばれる症状です。いじめ、機能不全家族における虐待等、長い期間、人格や自尊心を傷つけられるような出来事が続くことで生じる症状です。
この症状は最近になり心的外傷後ストレス障害「PTSD]とは違うものだと認識されるようになりました。 複雑性PTSDは、幼い頃から主に家庭内・学校内でネガティブな体験を積み重ねていくことにより起こる症状です。その為、トラウマ(この場合はネガティブな体験の積み重ねを指します)を体験してもすぐに発症するという訳ではなく、しばらく期間を経た後に(例えば大人になってから)症状が出てくることも少なくありません。体験の積み重ねが元に起こる症状の為、原因となる体験は一つとは限らく複合的な為、「複雑性」PTSDと呼ばれます。

複雑性PTSDの影響で現れる症状として「極端な考え」をしたり、「衝動的な行動」を起こしてしまうパーソナリティ障害、自分が自分であると感じられない、現実感を感じられない、ある時期の記憶がスッポリと抜けている、といった解離性障害の他、摂食障害、依存症等があげられます。




 心的外傷後ストレス障害の治療   

精神療法としては代表的なものでは「認知行動療法」における持続エクスポージャー療法や眼球運動を用いるEMDRや「潜在意識療法」により心的負担を軽減していきます。場合によってはヒプノセラピーなどの心理療法も有効となります。




 1.持続エクスポージャー療法   

国際的に心的外傷後ストレス障害「PTSD]に推奨されている療法が持続エクスポージャー療法です。カウンセラーとの意思疎通の中で「何がトラウマとなっているのか」「どうしてトラウマになっているのかの問題点を把握・認識し、少しずつトラウマを心の中で整理していき、そうすることにより、意識的に自分の気持ちを制御コントロール出来るように練習します。自身の辛い体験と向き合っていかなければならない為、本人の気持ちが不安定になりがちです。その為、カウンセラーと相談しながら慎重に進めていきます。専門家が行わなければ症状を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。




 2.EMDR(眼球運動による脱感作および再処理法)   

2000年に国際トラウマティック・ストレス学会において有効なトラウマ治療法として認定された療法です。
「脱感作」とは元々は生物学的用語で、アレルギー反応を起こす原因物質を少しずつ増やしながら投与していくことで、アレルギー反応を軽減していくこと、及びその治療方法を指すものです。
眼球に特定の運動をさせながら過去のトラウマを思い出すことにより、上手く整理されていなかった体験をもう一度、自分で受け入れられるように整理し直します。
この治療法は8段階に分かれており、このような眼球運動を取り入れるのはそのうち4〜6段階目になります。この療法は短期間で効果が見込め、トラウマを細かくしっかりと思い出す必要がなく本人に与えられるストレスが少ない、という利点が存在します。



人生には思いも依らない出来事があります、越えられない辛さの問題を
そろそろ取り組みましょう。その手段と対策は心得ています


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