今年1年の整理整頓

冷たい空気に暖かな光
こんにちは!
名古屋聖心こころセラピー カウンセラーの榊原です。

街にはクリスマスの飾りが増え、年末らしい空気が流れ始めました。
「今年中にやらなきゃ」「まだ終わっていないことがある」と、焦りやプレッシャーを感じやすい時期でもあるように感じます。

そのような時、私はこころの整理を心がけています。
怒り、後悔、我慢した気持ち、喜びや安心――
1年の中で抱えたいろいろな感情が、胸の中にそのまま残っていることに気づきます。

夫婦関係親子関係、学校や職場の対人関係など、様々なことが思い出されるかと思います。

現代は成果や効率が重視され、「もっとできたはず」「去年より進んでいない」と、知らないうちに自分に厳しくしてしまうことがあります。
一旦、他人の目や社会の目から自分を離して、自身を見つめ直す時間を作ってみてはいかがでしょうか。

おすすめなのは、書き出すことです。

書く内容に正解はありません。
例えば──
・うれしかったこと
・許せなかったこと
・手放したい思い
・来年につなげたいこと
・今の自分に伝えたい言葉

書き出すことで、感情が外に置かれ、整理しやすくなります。
これは心理学で「外化(がいか)」と呼ばれ、考えや感情と自分を切り離すことで、こころの負担が軽くなる作用があります。

こころの荷物を少し下ろすだけで、未来の選択肢は見えやすくなります。

今年がどんな一年だったとしても、今日まで歩いてきました。それは静かで確かな価値だと思います。

年の瀬ですが、自分に優しい時間が増えますように。こころも身体も温かく過ごしましょう。
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