過去の出来事を何度も思い出してしまう心理


こんにちは!
名古屋聖心こころセラピー カウンセラーの榊原です。
9月の長雨は、各地に様々な影響をもたらしました。
10月に入り、待ちに待った秋晴れ!こころを晴れやかにしてくれます。
さて、今月は何年も前の出来事を思い出して、自分を責めてしまう心理について考えてみたいと思います。
ふとした瞬間に、昔の出来事や失敗などを思い出すことはありませんか。
人前で恥ずかしい思いをしたこと
誰かを傷つけてしまったこと
仕事でうまくできなかったこと
もう終わった出来事なのに、思い出すたびに胸が苦しくなり、「どうしてあんなことをしたのだろう…」と自分を責めてしまう。
周囲はもう忘れているかもしれない。
…それでも、自分だけがいつまでも忘れられない。
そのようなな状態が続くと、過去の出来事が現在の自信や行動にまで影響してしまうことがあります。
心理学では、つらい経験や失敗について繰り返し考え続けることを「反芻(はんすう)」と呼びます。
振り返りは経験から学ぶために役立ちますが、同じ考えが堂々巡りになり、具体的な解決につながらない場合、気分の落ち込みや自己批判を強めることがあります。
特に、「あのとき別の行動をしていれば」と過去の自分に現在の視点から厳しい判断を下すと、当時は分からなかったことまで、自分の責任として抱えてしまいがちです。
もちろん、失敗から学ぶことは大切です。
しかし、反省することと、自分を罰し続けることは同じではありません。
過去の自分には、そのときの知識や経験、こころの余裕の中で選んだ行動がありました。
今の自分が同じ状況に置かれたら違う判断ができるとしても、それは経験を重ねたからこそ得られた視点です。
何年も前の出来事が今も苦しさを生んでいるなら、出来事そのものだけでなく、それを自分がどう意味づけているのかを整理することが大切です。
過去を変えることはできなくても、過去の自分への向き合い方は、これから少しずつ変化させることができます。
名古屋聖心こころセラピーでは、思考の癖や物事の捉え方を見つめ直し、自分自身との向き合い方を変えていくお手伝いをしています。
過去にとらわれて苦しいときこそ、自分を責める以外の選択肢があることを知っていただけたらと思っています。
