こころの衣替えの準備をしましょう


こんにちは!
名古屋聖心こころセラピー カウンセラーの榊原です。
暦の上では秋を迎え、朝晩の風に涼しさを感じるようになりました。
夏の賑やかさから一転、静かに内省する時間が増えるこの時期は、自身のこころと向き合うのも良いかもしれませんね。
▶こころの「衣替え」は、こころの重荷を手放すこと
私たちは季節の変わり目に、夏服を片付け、秋服を出す「衣替え」をします。こころの「衣替え」も同じで、これまで抱え込んできたこころの重荷や、見ないふりをしてきた感情に目を向け、整理する大切な時間です。
こころの重荷とは、過去の失敗や、他人から受けた言葉、あるいは自分自身で作り上げた厳しい基準から生まれる「自己否定」や「自己嫌悪」の感情のことです。
「どうして自分はダメなんだろう」
「もっと頑張らなきゃいけないのに…」
このようなこころの声に、耳を傾けてられているでしょうか。
▶学校や職場での「行き渋り」と、こころの負担
夏休みが終わり、新学期や仕事が本格的に始まる9月は、新しい環境や人間関係に戸惑い、こころに大きな負担を感じやすい時期です。
特に、以下のような悩みを抱える方が少なくありません。
●学校や職場に「行きたくない」という強い気持ち
朝、体が重く感じたり、吐き気がしたり、原因不明の頭痛や腹痛を感じたりする場合は「行き渋り」のサイン。これは、あなたのこころが悲鳴をあげている証拠です。
●周囲の評価が怖くて、自分らしく振る舞えない
「きっと嫌われている」「変に思われている」といった不安から、人と話すのが億劫になったり、自分の意見が言えなくなったりします。
●プレッシャーや期待に応えようとしすぎる
完璧主義な性格が、過度なストレスにつながり、次第に自分を追い詰めてしまいます。
これらの問題は、自己否定や自己嫌悪の感情と深く結びついています。
「自分は〇〇できないからダメだ」
「みんなはできているのに、自分だけ…」
という思考が、次第にこころを蝕み、身体的な不調や行き渋りへとつながっていきます。
▶こころのSOSに気づく
こころの不調が長期間続き、日常生活に支障をきたしている場合は、うつ病の可能性も視野に入れる必要があります。
– 何をするにもやる気が出ない
– 眠れない、または寝過ぎてしまう
– 食欲がない、または食欲が増えた
– 自分や未来に対して絶望的な気持ちになる
これらの症状は、ただの「こころの疲れ」ではなく、専門的なケアが必要なサインかもしれません。
特に、自己否定や社交不安を抱えている方は、こころのエネルギーが著しく消耗するため、うつ病につながりやすい傾向があります。
▶勇気を出して、こころの「衣替え」を始める
一人で抱え込んでいると、こころの重荷は増すばかりです。どこから手をつければいいのか分からず、立ちすくんでしまうこともあるでしょう。
大切なのは、自分のこころに寄り添い、少しずつこころの「衣替え」を始めることです。
1.「こころの安全基地」を見つける
自分の気持ちを安心して話せる場所を見つけることが、こころの曇りを取り払う上で非常に重要です。それは信頼できる友人や家族かもしれませんし、私たちカウンセラーかもしれません。
2.小さな一歩を踏み出す
「今日は〇〇ができた!」という成功を、こころに留めておきましょう。完璧でなくても構いません。その積み重ねが、少しずつ自己肯定感を育ててくれます。
名古屋聖心こころセラピーは、安心してこころの声に耳を傾けられる安全な場所です。
この秋、私たちと一緒に、こころの中を整理し、風通しの良い新しい季節を迎える準備をしませんか。