恐怖症性不安症カウンセリング

恐怖症には実に様々な種類がありますが、共通している特徴は、単に特定の対象を「怖い」と感じるだけにとどまらず、その恐怖によって日常生活や社会生活そのものに支障が生じてしまう点にあります。不安や恐怖を克服するためには、心理療法などを通して、ご自身の中に定着してしまった物事の捉え方(認知)を改善していくことが必要になります。
恐怖症・恐怖症性不安症(恐怖症性不安障害)とは
「恐怖症」とは、本当は恐れるほどの理由はない、と頭では分かっていても、特定の物や状況に対して、激しい恐怖を感じてしまう症状のことです。心の病気(精神疾患)の中でも、実は発症する頻度が高く、一生のうちに発症する確率は約10%だとも言われています。
不安症の一種としての恐怖症

「恐怖症」は、「不安症」という大きなカテゴリーの一つに含まれます。
「不安神経症(現在の不安症)」が、何に対して不安を感じているのか対象がはっきりせず、漠然としたものであるのに対し、「恐怖症」の場合は、恐怖を感じる対象が、より具体的で現実的なものである、という違いがあります。
例えば、雷や地震といった自然現象、あるいはエレベーターなどの狭い空間などが、典型的な恐怖の対象として挙げられます。細かいものまで含めると、世の中には200種類以上の恐怖症が存在するとも言われています。
恐怖症の症状とパニック発作
恐怖症の人は、恐怖の対象に遭遇したり、あるいは遭遇しそうになったりした時に、めまい、吐き気、動悸、発汗、震えなど、様々な身体症状を引き起こします。極度の緊張状態から、パニック発作を起こしてしまうこともあり、それが繰り返されると、「パニック障害」へと発展してしまうことも珍しくありません。
(※「パニック障害」は、恐怖症のように特定の対象物に反応するのではなく、多くの場合、予期せず突然、理由もなく、特に問題のないような場所で激しい恐怖反応(パニック発作)が起こる、という特徴があります。)
予期不安と回避行動
また、「恐怖症」の症状がひどくなると、その恐怖の対象を予期したり、頭の中でイメージしたりするだけでも、実際に体験した時と同じような恐怖症状が現れてしまうことがあります。これを「予期不安」と言います。まだ実際に起こっていないことに対して強い不安を感じてしまうため、「また、あの状況になったらどうしよう…」と常に考えてしまい、その結果、ますますその状況が苦手になってしまいます。
恐怖症が悪化してしまう大きな要因の一つとして、ご本人が、その不合理で理解できない恐怖心について、一人で考え込んでしまうことが挙げられます。頭では「大丈夫なはずだ」と理解しようとしても、冷や汗やめまいといった身体症状が現れてしまうと、ご本人は混乱し、その症状に意識が極度に集中してしまい、結果的に恐怖心をさらに増大させてしまうのです。
「恐怖症」の方は、このようなつらい恐怖体験をしてしまうと、その恐怖から逃れるために、特定の場所や物、状況を、あらゆる手段を使って避けるようになります。例えば、乗り物が怖いために、通勤経路を変えたり、転職を考えたりする。あるいは、人が怖いために、外出を避け、社会との関わりを断ってしまったり…。このように、社会生活を大きく制限し、ご自身の可能性を狭めてしまうことも少なくありません。
孤立と二次的な問題
恐怖症を抱える方の多くが、「こんなものを怖がっているなんて、恥ずかしいことだ」と思い悩み、その苦しみを誰にも相談できずにいる傾向があります。そのため、恐怖による行動制限がどんどんエスカレートしていても、周りに助けを求めることができず、結果的に「ひきこもり」や「うつ病」などを引き起こしてしまう可能性もあります。
一般的に「恐怖症」と呼ばれるものは、不安症の一つであり、正式には「恐怖症性不安症(恐怖症性不安障害)」とも呼ばれています。そして、それは大きく分けると、「社会恐怖症」「広場恐怖症」「特定恐怖症」「疾病恐怖症」などに分類することができます。
社会恐怖症・社交恐怖症(社交不安症)について
社会恐怖症、別名、社交恐怖症(現在は社交不安症と呼ばれることが多いです)は、「人から自分が変だと思われているのではないか」「否定的に評価されるのではないか」といった強い不安から、人と関わる状況を避けてしまう恐怖症です。
発症時期と症状
多くの場合、15歳から20歳くらいの思春期から青年期にかけて発症することが多いと言われています。「対人恐怖症」や「あがり症」なども、広い意味ではこの社会恐怖症(社交不安症)に含まれると考えられます。
誰でも、人前では多少なりとも気を遣ったり、「他の人からどう思われているかな?」と意識したりすることはありますよね。しかし、社会恐怖症(社交不安症)の場合は、それが度を超してしまい、強い不安や緊張と共に、動悸、発汗、顔面紅潮、声の震えといった身体症状が現れてしまうのです。

根底にある不安
社会恐怖症・社交恐怖症の根底にあるのは、「もし失敗したらどうしよう…」「もし恥をかいてしまったら、どうしよう…」という、未来に対する強い不安です。これを「予期憂慮」と言います。
社会恐怖症・社交恐怖症の中には、さらに細かく分類される様々な恐怖症が含まれます。代表的なものとしては、「対人恐怖症」「視線恐怖症」「赤面恐怖症」「醜形恐怖症」「自己臭恐怖症」などがあります。
対人恐怖症とその関連症状
対人恐怖症とは、人と接することに対して強い恐れを感じ、極度に緊張してしまう症状です。「周りの人から、自分はどう思われているのだろうか…」ということを過剰に気にしてしまい、その不安から、緊張、手足の震え、吐き気といった身体症状を引き起こしてしまうこともあります。
加害者意識と社会不安症との違い
対人恐怖症の特徴として、「自分の発言や態度が、相手を傷つけているのではないか」という、加害者意識を持つ傾向があることが挙げられます。時には、その思い込みが非常に強くなり、妄想と呼べるほどのレベルになってしまうこともあります。
対人恐怖症は、しばしば「社会不安症(社交不安症)」と同じように扱われることがありますが、厳密には少し異なります。社会不安症(社交不安症)の人は、対人恐怖症の人ほど強い加害者意識を持つことは少なく、あまり妄想的な考え方には至らないことが多い、とされています。
以下の恐怖症は、対人恐怖症の中でも、特に特定の状況や対象に恐怖が限定される、より細分化・特化した恐怖症と考えることができます。
視線恐怖症
人と目が合うことを極度に恐れ、常に周りの人の視線が気になってしまい、身動きが取れなくなったり、行動がぎこちなくなったり、集中力が保てなくなったりして、強い緊張状態が続く症状を「視線恐怖症」と呼びます。その視線への恐怖のために、電車やバスに乗ることや、街に出ることなどを避けてしまいがちになり、社会的に孤立してしまう傾向があります。
赤面恐怖症
「赤面恐怖症」は、省略して「赤面症」とも呼ばれ、人前で話す時などに緊張が急激に高まり、顔が赤くなってしまう状態を指します。特に、もともと肌の色が白い人などは、少し顔が赤らんだだけでも目立ちやすいため、より気にしてしまう度合いも高まるでしょう。顔が赤くなることで、「自分の緊張や恥ずかしい気持ちを、周りの人に見透かされているのではないか」と感じてしまい、それがつらい経験(トラウマ)となりやすいのが、この赤面恐怖症の特徴です。
醜形恐怖症(身体醜形障害)
醜形恐怖症は、最近では「身体醜形障害」とも呼ばれ、ご自身の身体の一部(あるいは全体)が醜い、欠陥があると思い込み、そのことに対して過剰に悩み、恐怖を感じる症状です。そのため、美容整形を繰り返したり、「美しさ」を過剰に追求し続けたりする人も少なくありません。また、自分だけでなく、他人の容姿に対しても強い嫌悪感を抱き、場合によっては憎しみにまで発展してしまうこともあります。例えば、「太っている母親のようには、絶対になりたくない」という強い思いが、醜形恐怖症へと発展してしまう、といったケースもあります。
自己臭恐怖症(自臭症・自己臭症)
「自己臭恐怖症(自臭症・自己臭症)」とは、実際には周りの人が気づくほどの臭いはないにも関わらず、「自分の体から不快な臭いがしている」と思い込んでしまう症状です。性格的には、完璧主義的な傾向が強い人に多く見られ、「自分の体臭や口臭などのせいで、他人に嫌われているのではないか…」と、過剰に恐れてしまいます。過敏性腸症候群のガス型の方が、「おなら(ガス)が勝手に漏れ出して、周りに白い目で見られているに違いない」と感じてしまう恐怖も、広い意味ではこの「自己臭恐怖症」の一種と言えるかもしれません。
その他の対人恐怖関連の恐怖症
その他にも、対人関係に関連する恐怖症として、「スピーチ恐怖症(人前で話すことへの恐怖)」「電話恐怖症(電話で話すことへの恐怖)」「男性恐怖症」「女性恐怖症」など、様々なものがあります。これらの恐怖症の根底には、いずれも「周りの人から、自分はどう評価されるのだろうか」という、他者からの評価に対する強い不安があると言えるでしょう。
広場恐怖症について
「広場恐怖症」という名称から、広い場所が怖い、という意味だと誤解されがちですが、そうではありません。広場恐怖症とは、多くの場合、過去にパニック発作を経験した人が、「もしまた発作が起きたら、すぐに逃げ出せない場所や、助けを求められない状況にいるのが怖い」と感じ、特定の場所や状況を必要以上に避けるようになる状態を指します。
回避行動と生活への影響
電車やバス、飛行機などの公共交通機関、エレベーター、映画館、美容院、あるいは広いスーパーマーケットや人混みなどが、恐怖の対象となることがあります。そうした場所や状況を避けるようになると、通勤や通学が困難になったり、日常生活に必要な買い物に行けなくなったりすることもあります。症状がひどくなると、一人で外出することが全くできなくなり、家にひきこもってしまう傾向が強くなります。
「広場恐怖症」には、「外出恐怖症」や「乗り物恐怖症」といった、特定の状況に対する恐怖症も含まれることがあります。
外出恐怖症
広場恐怖症と同様に、外出すること自体が困難になっていく恐怖症で、「不安神経症(現在の不安症)」と診断されることもあります。とにかく外出を避けようとしますが、病院への通院や買い物など、どうしても行かなければならない用事がある時には、数日前から気分が落ち込み、憂うつな気分に支配されてしまいます。一人での外出は非常に困難なため、常にパートナーや家族、友人などに付き添いを求めることになり、周りの人の負担も大きくなってしまいます。
乗り物恐怖症
「乗り物恐怖症」とは、飛行機や電車、バス、自動車などに乗ることに対して強い不安や恐怖を感じるため、それらの乗り物を徹底して避けるようになる状態です。「閉所恐怖症」とも関連性が高く、「自分の意志で、すぐにその場から離れられない」「何かあっても、すぐには助けを呼べない」という状況に対する、コントロール感を失うことへの恐怖が、根源にあることが多いようです。「飛行機恐怖症」や「電車恐怖症」といった、特定の乗り物に対する恐怖症の名称が用いられる場合もあります。
特定恐怖症について
特定恐怖症とは、ある特定の対象物や状況に対して、客観的に見れば不合理で過剰な恐怖を感じ、それを極力避けようとする恐怖症です。女性の方が男性の約3倍多く発症すると言われています。
様々な特定恐怖症の例
以下に、代表的な特定恐怖症の例をいくつか挙げます。
- 高所恐怖症: 高い場所(橋の上、建物の高層階、崖など)に対して、強い恐怖や不安を感じる。
- 閉所恐怖症: トンネルやエレベーター、満員電車など、閉ざされた狭い空間に対する恐怖。
- ピエロ恐怖症・道化師恐怖症: サーカスなどに登場するピエロ(道化師)に対して、極度の恐怖を感じる。
- 会食恐怖症: 他の人と一緒に食事をする際に、強い緊張を感じ、食べることができなくなってしまう。
- 歯科恐怖症: 歯医者さんでの治療や、麻酔を受けることに対して、強い恐怖を感じる。
- 先端恐怖症: 注射針やナイフなど、先が尖った物に対して、恐怖や強い不快感を感じる。
- 動物恐怖症: 特定の動物(犬、猫、蛇、蜘蛛など)、または動物全般に対して、異常なほどの恐怖を感じる。
- 暗所恐怖症: 暗い場所に対して強い怯えを感じ、明かりがないと、いたたまれなくなる。
- 飛行機恐怖症: 飛行機に乗ることに対して、強い不安や恐怖を感じる。(広場恐怖症の一部とも考えられます)
- 嘔吐恐怖症: 自分自身が嘔吐することだけでなく、他の人が嘔吐するのを見聞きすることに対しても、極度の恐怖を抱く。
- 音恐怖症(特定の音恐怖): 突発的な大きな音(雷、花火、風船が割れる音など)に対して、過剰な恐怖を感じる。
- 注射恐怖症: 注射針が体に刺さることや、薬液が体内に入ることに対して、強い恐怖を感じる。
- ガス・おなら恐怖症: 人前で、自分ではコントロールできないおなら(ガス)が出てしまうのではないか、という強い不安に襲われる。(過敏性腸症候群のガス型とも関連します)
- 狭所恐怖症: 閉所恐怖症と似ていますが、より一般的な「狭い場所」全般に対する恐怖を指すこともあります。
- 脇見恐怖症: 自分が無意識のうちに、人をチラっと横目で見てしまい(脇見)、それによって相手に不快感を与えているのではないか、と思い込んでしまう。
- 腹鳴り恐怖症: 静かな場所で、お腹が鳴ってしまうのではないか、ということに対して、強い不安や恐れを抱いてしまう。(過敏性腸症候群の腹鳴り型とも関連します)
- 血液恐怖症: 血を見ることに対して、強い不安や恐怖、嫌悪感を感じる。
- 雷恐怖症: 雷に対して、必要以上に強い恐れを抱き、安全な場所に避難することまで考えてしまう。
- 昆虫恐怖症: ある特定の虫(ゴキブリ、蜂など)、あるいは虫全般に対して、強い恐怖を感じる。
疾病恐怖症について
疾病恐怖症は、「強迫性障害」の一つとしても考えられ、「自分は何か重い病気にかかってしまうのではないか」と、過剰に恐れてしまう症状です。
病気への過剰な恐れ
「細菌恐怖症」や「がん恐怖症」などが、この疾病恐怖症に含まれます。また、「何かに触ると汚れる」「病気がうつるかもしれない」と考え、人が触れたものには一切触らない、といった行動が見られる場合は、「不潔恐怖症」や「潔癖症」とも呼ばれます。
細菌恐怖症
細菌を極度に恐れ、まるで自分の周りに、目に見えない微細な細菌がウヨウヨと繁殖しているかのように錯覚してしまう恐怖症です。その細菌が体内に侵入することで、恐ろしい病気に感染してしまうのではないか、と常に恐れています。そのため、徹底した衛生管理を行い、常に清潔を保とうと、過度に神経質になりすぎてしまい、「潔癖症」を併発してしまうケースも多くあります。
がん恐怖症
がん恐怖症は、「がんノイローゼ」とも呼ばれ、癌(がん)は死に直結する恐ろしい病気である、というイメージを非常に強く持っています。中には、がんに関する医学的な予備知識も豊富なため、少しでも体調が悪いと感じると、すぐにがんとの関連性を疑い、「自分は癌になってしまったのではないか…」と、心配を通り越して強い恐怖を覚えるようになります。そして、何度も病院で検査を受け、「大丈夫ですよ」と診断されても納得できず、ドクターショッピングを繰り返してしまう「がん恐怖症」の方もいらっしゃいます。
不潔恐怖症(潔癖症)
不潔恐怖症は、「潔癖症」とも言われ、不潔だと感じるものを過度に拒絶する恐怖症です。一般的な症状としては、電車のつり革や公衆トイレなどを利用できなかったり、何度手を洗っても「まだ汚れている」という感覚がして、一日に何度も手を洗い続けたりするのが特徴的です。人が自分の家に上がり込むことを極端に嫌がったり、ドアノブを素手で触れなかったり、共用のスリッパを履くことに強い抵抗を感じたりします。周りの人からはなかなか理解が得られず、社会的に孤立してしまう傾向が強い、という特徴があります。
恐怖症の原因について考えてみましょう
多くの人が苦しんでいる恐怖症は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
過去のトラウマ体験
幼少期に、「木から落ちて怖い思いをした」「蛇に噛まれてパニックになった」といった、強烈な恐怖体験をしたことが、原因の一つとなることがあります。お子さんは、その時のショックによって、特定の対象物への「恐怖」を強く心に刻み込んでしまいます。その恐怖心が、大人になっても潜在意識の中に残り続けているため、特定の物や状況に対して、過剰な恐怖を抱く「特定恐怖症」に陥りやすい、と考えられます。
性格傾向と家庭環境
「恐怖症」になりやすい方は、自己主張が苦手で、少し臆病な面があり、劣等感を感じやすい、という性格的な特徴が見られることがあります。そして、それは多くの場合、幼少期の家庭環境や、成長過程での経験が大きく影響しています。
例えば、「機能不全家族」のような、何らかの問題を抱えた家庭で育つと、お子さんは心からの安心感を得ることができず、常に不安を抱えるようになります。このようにして育ったお子さんは、大人になると、「もし、~したらどうしよう…」という不安に常に囚われるようになり、自信を持って行動することが難しくなってしまいます。どっしりと構えて、子どもの心の支えとなってくれるような父親がいる家庭では、逆に勇気のある子が育ちやすい、とも言われています。
恐怖症の原因の多くが、お子さんの至らない点を笑ったり、厳しく叱りつけたりするような、未熟な精神を持った親御さんに育てられた結果、という側面もあるのかもしれません。
学校や社会での経験
その他にも、学校で友達の輪に入れなかったり、人前で大きな失敗をして恥ずかしい思いをしたり、といった経験が、「対人恐怖症」や「社会恐怖症(社交不安症)」の要因となることもあります。
恐怖症克服に向けて、大切なこと
「不安」や「恐怖」という感情は、本来、私たちの身を守るために備わっている、なくてはならない自己防衛本能の一つです。しかし、多くの人は、「不安」や「恐怖」といったネガティブな感情を受け入れることができず、それらを一生懸命に避けようとしてしまいます。
根底にある自信のなさ
本当は怖がる必要のない物に、過剰な恐怖心を抱いてしまうのは、あなたの心の奥底に、「劣等感」や「自信のなさ」が存在しているからかもしれません。
自分に自信が持てないと、その恐怖の対象に立ち向かったり、あるいは「怖いけれど、大丈夫かもしれない」と受け入れたりすることが、非常に難しくなります。そして、避け続ければ続けるほど、恐怖心はますます強くなり、苦しくなるばかりです。
名古屋聖心こころセラピーでは、まず、あなたが抱える不安や恐怖の感情を、否定せずに受け入れることができるような、しなやかな心を育むお手伝いをします。それと同時に、その根底にあるかもしれない、物事の捉え方(認知)を修正していくことで、自己肯定感を高めていけるように、認知行動療法やヒプノセラピー(催眠療法)といった心理療法を効果的に用いて、「恐怖症」からの回復(脱却)を図ります。
恐怖症性不安症の根源は、多くの場合、あなた自身の物事の捉え方にあります。その克服法は、私たちが心得ています。
参考文献・参考資料
- 笠原敏彦(2005)『対人恐怖と社会不安障害―診断と治療の指針』 金剛出版
- 坂野雄二・丹野義彦・杉浦義典(編)(2006)『不安障害の臨床心理学』 東京大学出版会