不眠症・睡眠障害

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

 
 
不眠症・睡眠障害   不眠症いわゆる睡眠障害の根本原因は「不安」であり、それには自覚ある不安と自覚なき不安がある。そして眠れないことへの不満を小姑の如くケチをつけたがり、必要以上に執着する。
神経症の一種であり「性格改善」が必要である

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 不眠症・睡眠障害

眠れぬ夜は何故こんなにも長いのだろう
世界中でたったひとりになってしまったような恐ろしい程の孤独感
時を刻む針の音がやけに神経を刺激する
眠りたい・・・眠れない・・・
本当に朝が来るのだろうか・・・

毎夜襲うこんな恐怖を感じたら、睡眠障害と言えるでしょう

 

 不眠症と睡眠導入剤

人は本来、睡眠欲という本能を持ち合わせているものです。眠ることは当たり前であり気にも留めないものですが、人は未処理の問題や不安を抱えていれば睡眠に影響を及ぼしやすくなります。眠りたいのに眠れない不眠は、誰にとっても本当に辛いものです。

睡眠障害となり、病院で不眠の症状を訴えた場合、殆んどの医師は睡眠薬を処方します。その後も眠れなければ量を増やす、もしくは更に強い薬を処方され、薬の作用でボンヤリしたり動作が緩慢になり日常生活に支障をきたしている方が多く見受けられます。

日々のストレスの変化に薬のみで対応できる筈もなく、薬によって身体の倦怠感を感じたり、「薬物依存症」に陥る危険性もあり、薬によって心身がさらに病んでしまうという本末転倒な話にも成りかねません。薬の有効性を否定するものではありませんが、不眠症の多くには「心的要因」が隠れています。

それを解決することにより「深く上質な睡眠」が自然に手に入ります。

「不眠症」とは「睡眠障害」の代表的な症状の一つであり、睡眠が十分に取れないために「疲れが取れない」「集中できない」といった身体症状や精神症状が現れ、昼間の生活に支障をきたす状態が続くことを言います。

睡眠は個人差が大きく3時間の眠りで平気な人もいれば、8時間寝てもまだ眠気を感じる人もいらっしゃいます。

現代のようなストレス社会は、子供から大人まで不眠症・睡眠障害に悩まされている人は非常に多く、日本人の約21%、つまり5人に1人が、眠りに関する何らかの問題を抱えていると言われています。

不眠・睡眠障害が長く続けば集中力の低下や、眠気や倦怠感などの症状が引き起こされ、極端な場合は、居眠り事故などで周囲に迷惑や心配をかけたり、内臓機能の低下により生命の危機に繋がってしまう可能性があります。

「睡眠」は、脳や身体の疲労を回復させ、免疫機能を強化する働きがあるため、私たちの健康維持に必要不可欠だと言えるでしよう。

 

 睡眠障害の種類は多岐に渡る

「睡眠障害」という言葉は「睡眠に関する障害の総称」として、ここ数年の間に使われるようになりました。睡眠障害の中には「不眠症」だけでなく「いびき」や「寝言」なども含まれます。

代表的な症状として、眠ろうと意識し過ぎ眠れなくなってしまう「精神生理性不眠症」・過眠症として知られる「ナルコレプシー」・睡眠中に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」などが挙げられます。

 

 不眠症の4つのタイプ

「不眠症」は「睡眠障害」に含まれ、睡眠障害の中で最も多い症状です。「不眠症」はただ寝付けないという他にも、夜中に目が覚めてしまうなど様々であり4つのタイプに分けることができます。

1 入眠障害(入眠困難)

いわゆる「寝つきが悪い」という症状で、不眠症の中で最も訴えの多い症状です。一般的には、眠りにつくまでに30分以上掛かるとされ、一旦寝てしまえば、朝まで眠り続けるという特徴があります。「今夜は眠れるだろうか」「眠れなかったらどうしよう」と布団に入る前から過剰な意識に苛まれ「不眠恐怖」に陥ってしまうことがあります。

そして眠れないことに対する不安や、眠らなければならないという焦りなどの心的要因から、益々不眠状態が続いてしまいます。この症状を「精神生理性不眠症」と呼び、ストレスによる緊張、興奮から起こります。

2 熟眠障害

寝つきも悪くなく、睡眠時間が十分であるのにも関わらす「熟睡感」を感じられない不眠症状で、若い世代によく見受けられます。睡眠が浅く夢ばかり見てしまうため、朝もスッキリと起きることができず、昼間の仕事や授業中の集中力が散漫となり、肉体疲労や倦怠感がおきてしまいます。

睡眠不足のせいだと思われないため、周囲からはヤル気がない、本気を出していないなどと誤解されやすく悩んでしまうのが特徴です。

3 中途覚醒

寝つきが良いのにも関わらず、夜中に何度も目が覚めてしまう症状です。男性よりも女性に多く見られ、基本的に朝までに2回以上起きてしまうという特徴があります。一度起きてしまうとその後寝付けなくなることもあり、結果的に睡眠不足のように体に疲れが残ってしまうことが多くあります。

お酒を飲まないと眠れないという理由でアルコールを摂取してしまうと、余計に中途覚醒が出やすくなるので控えた方がいいでしょう。

4 早朝覚醒

早朝4時・5時など特に早く起きる必要性がないのにも関わらず早くに目が覚めてしまう症状で、加齢によって起こる場合と、うつやストレスなどの心理的要因によって起こる場合があります。加齢によって起こる場合は「老人性早朝覚醒」といい、年齢と共に睡眠に必要なメラトニンが減少してしまう事で、朝早く目が覚めてしまいます。

一方、うつなどの精神的な要因からくる早朝覚醒は、中途覚醒や入眠障害なども伴うため、睡眠が全体的に質の悪いものになってしまうことも少なくありません。

 

 不眠症の根源は「不安」にある

ストレスの多い現代社会において、多くの人々が睡眠時間の短さに悩んでいる場合も多いです。考え事や心配なことがあって、次第に眠れないサイクルへ陥っていきます。睡眠障害が続けば、精神的にも肉体的にも疲れが取れずに、集中力が低下し、目の前のやるべきことに頑張れないケースが出てきます。

自分自身でストレスをコントロールできないような状況に陥ることもあり、まずはグッスリと眠ることが、ストレスを解消する上でも必要な休息になります。

睡眠障害というのがどこから来るのかは、なかなか難しい場合も多いのですが、仕事上心配なことや日々考えていることがあったり、何かをどうこうしなければいけないというような強迫的な考え方に陥っていたり、思い悩むことや人生そのものについて考えるところがあったり、などなど色々な理由で眠れなくなるケースがあります。

その根底にあるものは「不安」です。そのことに無自覚であったり、無意識に避けていたりすれば睡眠障害という身体の反応が出やすくなる状況です。セラピーにお見えになる方も不眠症、睡眠障害の原因を分かっているようで理解できていない方が多く見受けられます。

カウンセリングにお越しになり、本人の気が付いていない「不安」を解消すると共に、一番の問題である一つの事を必要以上に集中して思い悩む性格を改善していかなければこの睡眠障害は解決しません。

 

 不眠症の辛さを追求すれば強迫性障害に陥る

一日眠れなかった場合でも、次の日にはその反動で眠れるというケースが一般的ですが、何日も続く不眠症は自分の中になにか不安があってそれを拭い切れない場合などにも多く見られます。

仕事のことや将来のこと、家庭のことなどをあれこれ考えて眠れなくなってしまい、気力や体力が回復出来ず元気に毎日を過ごすことが困難になる場合もあります。

眠れない日々が続くことで気力も低下していきますので、あれこれと眠れるための準備をすることは必要なのですが、眠れないことをそこまで深刻に考えずに、眠たくなれば自然と眠るものだという意識でいることもいいかもしれません。

世界は24時間進歩しており、働いている皆さんは世界に遅れまいと、毎日のように神経を研ぎ澄ませて生きている場合も多いです。そんな時でも、少し休息時間を取りユックリと休むことができれば、リフレッシュでき身体も楽になりますし、気分も明るくなります。

それが出来ないから困ってるんだろ!と仰る方には、是非セラピーにお越し下さい。カウンセリングと共にコーチングやヒプノセラピーなどの心理療法も織り交ぜ、不眠症からの脱却を図ります。

 

 不眠症・睡眠障害は薬に頼らない方法もある

睡眠薬を飲み始めると癖になり、眠れないことが怖くなってしまい、さらに飲み続けるという負のサイクルに入る場合もあります。最近の睡眠薬にはホルモンバランスを調整することで身体への負担の少ないものも増えてきていますので、脳のホルモンバランスを調節することにより、自然な入眠に近づけていくことも可能です。

しかし現状は本人の日々の調子もまちまちであり、強過ぎたり足りなかったりと、薬での調整も難しく、朝起きた時の倦怠感を訴える方も多く存在します。そのように薬にも限界がありますので、それ以外にも不安を解消するためにセラピーなどを受けることもいいでしょう。

いろいろな心配が浮かんでくるのは、自分の考えがそのように堂々巡りしてしまう癖を持っていることも原因ですので、そういった思考パターンを変えていくことは有意義な行為です。

しかし、自分一人ではなかなか自分の根本にある考え方を変えることが難しく、不安が拭い切れない場合もありますので、そのような場合には、第三者の手を借りて、考え方を少しずつ不安のなくなる方向に変えていくこともいいでしょう。

 

 不眠症解消にはスポーツで肉体疲労を促す

子供の頃は、通学路を毎日歩いて往復したり、体育で走り回ったり、とにかく身体を動かす時間が否が応でも取れていましたが、大人になれば仕事の忙しさなどもあり、定期的に身体を動かす時間などは十分に取れない場合もあります。

適度に身体を動かすことで疲労感なども出てきてグッスリと良く眠れるという場合もありますので、運動不足を感じている場合には、定期的かつ適度にスポーツなどで身体を動かすことも必要でしょう。

休みの日に家族で公園に出掛けることもいいですし、自分がやっていたクラブ活動などを大人になって再開することもいいですし、軽く気分転換に散歩することもいいでしょう。散歩をすることは何か新しいアイデアが浮かんできたり、考え方が前向きになることも多いので特にお勧めです。

 

 不眠症の人は寝る前にスマホは閉じておく

現代ではスマホやパソコンなどから情報を取り入れる時間が多くなっていますが、睡眠障害の方は特に眠る前の1時間程度は、スマホやパソコンを見ることを止めなければいけません。

視神経に刺激を与え続ければ睡眠障害を引き起こす大きな要因になりますので、部屋を薄ボンヤリと暗くし、寝つきをよくするホルモンのメラトニンがきちんと分泌されるような就寝環境を設定することも必要です。仕事での疲れを感じるのであれば、週に1回程度は仕事の時間を積極的かつ能動的に短くするなどの休息時間をとることも必要です。

何も考えずに、ウトウトできる時間を持つことで、睡眠が取れれば身体も回復していきます。

 

 心配し過ぎは不眠症・睡眠障害の元

様々なことに関して過剰に不安感を持つことは眠れないサイクルに入っていくことにも繋がります。また夜中に眠れない状態であれこれ考えてもあまり良い考えには至りません。取り留めもないことを延々と考えて、暗い考えや不安が増しネガティブな発想ばかりが支配して来ます。

まずは、そう考えてしまうサイクルを正すことが大切になってきます。不眠症であることを悩むと余計に眠れないことにもなりますので、やるだけのことはやって、何か悶々と考えてしまうことは、眠って忘れるということもいいでしょう。

スッキリと眠れることで、頭がクリアになり、同じような一日を過ごす場合でも、前向きな気分で過ごせることも多くなります。よく眠るような意識を持つために、時にはカウンセリングや睡眠薬の力を借りてもいいので、改善に向かうよう行動を起こしていきましょう。

 

 睡眠障害・不眠症特有の心配性を返上しよう

不眠症をはじめ睡眠障害の方の殆んどが不眠症以前より心配性・不安症を持つ性質を既に身につけています。仕事や家庭のことなどで、心配なことが出てくることもありますが、なんとかなるさという心持でいることも大切です。

仕事のことなどは出来ることはやって、最善を尽くし、「後はなるようになるさ」という天命を待つ心持でいることも必要かもしれません。自分で出来ることを精一杯やり、あとは周りの評価になりますが、人が自分にいろいろ言うのもその人の自由ですので、自分の中で思い詰めてしまわないことも大切です。

家庭の悩みは、家族間でよくコミュニケーションをとることでも変化します。言い方などには注意を払うべき点も出てきますが、お互いに歩み寄ることで、少しずつ緩和される場合も出てくるでしょう。仕事などで毎日忙しい場合には、少し家族との時間も取るようにして、コミュニケーションを復活させることもいいでしょう。

心配事を減らして、睡眠障害を克服しましょう。そしてその前にカウンセリングで心配性や不安症も克服しておきましょう。

 

 不眠症と思っていても案外眠っている場合もある

眠れないということに集中し過ぎ頭がいっぱいになっていると、眠っている場合でも眠れないと思い込んでいる場合もあります。一緒にいる家族から見ると結構眠っているという場合もありますので、そこまで神経質になる必要はないのかもしれません。眠りにはサイクルもありますので、よく眠れる時期もあれば、寝つきが悪い時期もあります。

仕事をしていると気を張っている状態でもあるので、眠りが浅く感じてしまうこともあるのかもしれません。あまり眠れないことに気持ちを砕かずに、「眠れないこともあるけれど、食事はとれるし大丈夫」という感じで気持ちを大きく持つこともいいでしょう。

不眠症を解消するために、眠りやすい枕を選んだり、アロマを炊いてリラックスすることもいいでしょう。仕事が立て込んでいる場合には、程よく休息も取りつつ、なにかリラックスできる趣味などを持つのもいいでしょう。

眠ることに対して神経質にならないで、また、なにか不安を感じることがあれば、カウンセラーに相談してみるなどして、少し心を休めるのもいいでしょう。不安感は自分の中で持ち続けていると増幅することも多いですので、その不安になる考え方の元を正していくこともいいでしょう。

自分の中で考え方が凝り固まってしまっている場合には、第三者から意見を聞いて、自分の考え方を少し見直すことも大切です。一人で悩んでいないで、人に相談することで重荷を下ろし、視野を広げることができます。

 

 不眠症・睡眠障害の原因と克服に向けて

そもそも不眠症はちょっとしたストレスが原因で眠れない日々が続くことから、やがて習慣となり、眠れない状態が固定化されてしまいます。簡単に言うと、寝付きが悪く、何度も目を覚ましてしまう「癖」がついてしまった訳です。

しっかりと睡眠がとれないと気分はもちろんのこと、体調さえも崩しがちになり、日常生活に支障をきたしてしまいます。言うまでもなく、本来人は眠るようにできています。

「陽が落ち暗くなると眠くなる」というのは人間が持つ自然な現象であり、誰もが持つ当たり前の欲求であるため、眠くなるという感覚を取り戻すのはそれほど難しい事ではありません。

不眠症の原因として、不規則な生活や睡眠環境の変化、精神的ショックなどが挙げられますが、いずれの場合も心因的なストレスがベースにあり、それが「不眠の癖」を作り出してしまいます。「不眠の癖」は体内時計を乱すだけでなく精神バランスをも崩してしまうため、潜在意識に「眠れる癖」を浸透させる必要があります。

「不眠症」は実のところ“不眠”自体が問題なのではなく、幼少期の成育環境によって作り出された性格や考え方が問題である可能性があります。育った環境や、関わった人の影響により、ちょっとした事で不安を感じ易い性格を持ってしまうと、結果的に「トラウマ性うつ」を発症し「不眠」に陥ってしまうケースが非常に多くあります。

またその逆で不眠によってうつになるという場合も珍しくありません。「不眠症」の人は、眠れない辛さを強く訴えますが、実際は自分が思っているよりも眠れていることが多くあります。

眠っているのに「眠れない」「一睡もしていない」という睡眠時間の自己評価の悪さを「睡眠状態誤認」といい、これもうつ病の気質が背景にあるとされ、睡眠に対して過剰に意識してしまい、やや妄想的な解釈をしてしまうのです。

「明日の朝会議があるのに眠れない」「寝坊をして遅刻をしたらどうしよう」と考えて眠れなくなる経験は誰でもあるのではないでしょうか。「不眠症」になり、このような不安を毎晩抱いていては、心身共に疲れ果ててしまいます。

名古屋聖心こころセラピーでは、不安を持ちやすい考え方を修正し「眠れる癖」を潜在意識に浸透させることで質の良い睡眠を目指していきます。 

「薬に頼らず深い睡眠を実現しましょう、心を整えれば容易に可能です。」

 

 不眠が続いているKさんのケース

Kさんは仕事で疲れているにも関わらず、なかなか寝付けず夜中に何度も目を覚ましてしまい、疲れが取れない状態が長く続いていました。いつしか、何とか眠らなくては・・・、と自分を追い込んでしまうようになり、不眠が更に酷くなってきた為に、ご相談にいらっしゃいました。

Kさんからじっくりお話を伺うと、仕事に関する責任感・義務感などからくる精神的な疲れと共に配偶者との折り合いの悪さなどの心的負担がとても大きいことが解りました。

仕事に対する考え方や向き合い方を改める認知行動療法とヒプノセラピーを複合的に取り組むことにより、長年染みついた「ストレスを受けやすい考え方」を刷新することができました。

また、毎週スポーツにより体を動かすことで、適度な肉体疲労を得ることで深く心地の良い眠りにつくことができるようになりました。Kさんは、仕事とプライベートの区別をつけて、それぞれ充実した時間を過ごすことができるようになり、不眠を克服することができました。