強迫性障害・強迫神経症とは、下り坂を駆け出し止まりたくても止まれない状態と同様であり自分ではどうしようもない程の強迫観念の呪縛 代表的なものに「潔癖症」があり、正論で説得には意味を成さず、認知行動療法が有効である |
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強迫性障害の辛さは本人しか解らない
強迫性障害・強迫神経症とは、それをしなければ「自分がどうにかなってしまうのではないか」と考えてしまい、それをしなければ気持ちが治まらない症状を指します。
例えば、自分の家の鍵を掛けてきたかと心配になり何度も家に戻ったり、バイ菌が付着している気がして執拗に手を洗うなどの不安を打ち消すために、執拗に何度も確認行動を繰り返したり、過剰な行動をとったりしてしまいます。
この症状の特徴として、本人も自身の考えや、起こした行動を「やり過ぎ」「そんな訳ないじゃないか」と分かっている点が挙げられます。
ですので、いくら周囲が「大丈夫だよ」「やり過ぎだよ」と正論で説得しようとしても、本人も十分に分かった上で、やむを得ずやってしまっていることなので周囲の正論的助言は意味が無く効果もありません。
強迫性障害・強迫神経症は、不合理な考えやイメージである「強迫観念」と不安を抑える為の行動である「強迫行為」の2つの症状から成り立ちます。
強迫観念が高まればそれを振り払うのは困難
強迫性障害・強迫神経症の「強迫観念」とは、一つの事柄や考えが頭の中を支配し、繰り返し浮かび上がり、なかなか消えることは無く、急に何かを実行したくなるという衝動や、突然に浮かんだイメージにより、不安や恐怖、不快感を引き起こすものを言います。
その繰り返す考えを振り払おうとしてもなかなか振り払うことが難しく、本人にしかその苦しみは解からないのが特徴です。
強迫性障害6つの定義
強迫観念は次のように定義されます。
● 繰り返し考えが起こり頭からなかなか離れない考え・衝動・イメージ
● 一度その考えが浮かぶと、強い不安、苦痛を感じる
● 本人も苦痛を感じその考えを捨てたいと考えている
● その考えや衝動自体は日常生活において過剰なものではない
● 本人はその思考を無視、抑制するか、他の思考や行動を起こし安心しようとする
● 本人はその思考が自分自身の心が生み出したものだと認識している
代表的な14の強迫性障害
● 汚れ、バイ菌が気になる
● ジンクス、神秘的、宗教的な規則を過剰に気にする
● 間違った言葉遣いをしている、するのではないかと心配になる
● 大事なもの、必要な物を捨ててしまうのではないかと心配になる
● 有害物質、放射能が自分、他人を害するのではないかと心配する
● 自分もしくは他人の心を傷つけてしまうのではないかと気になる
● 自分は醜い、自分の身体は他人と違うと思い、外見を非常に気にする
● 昆虫もしくは特定の動物などを異常なまでに気持ち悪い、怖いと感じる
● 自分がしていることは人として間違っているのではないかと不安になる
● 自分のガスや腹鳴を非常に気にしてしまい学校や日常生活に支障がある
● 物が綺麗にきっちり並んでいないと気になる。少し配置がズレるのは許せない
● 自分が専門とすることは全て知っていたり、覚えていないといけないと感じる
● 人を階段から突き落とす、放火等、暴力的な考えや場面が頭に浮かんで離れない
● 自分の汚れにより、それを撒き散らし他人に迷惑を掛けるのではないかと感じる
上記例は、誰にでも、日常生活において多少気にしたことが幾つかあるのではないかと思います。ただ、大抵の場合はそれを意識したとしても直ぐに「まぁ大丈夫だろう」「そこまで気にすることないか」と思い、他の考え(仕事だったり、友人との約束のことだったり)を優先しようとします。
強迫性障害の方は、この「気になる」という感情が、他の考えよりも優先してしまい、その感情をまず何とかしようとし「強迫行為」をするようになります。
強迫観念を振り払おうとすることは強迫行為
強迫性障害・強迫神経症の強迫観念による恐怖、不安を少しでも払拭・軽減しようとする行動を「強迫行為」と言います。しかし「強迫行為」を実行しても「強迫観念」の払拭・軽減の効果は一時的なもので気休めにしかならず、しばらくすればまた「強迫観念」に襲われ、辛い思いを繰り返すことになります。
強迫行為の定義
強迫行為は以下のように定義されます。
● 何度も同じ行動をする(手を洗う、戸締りを確認する等)、または心の中で安心する為の考えを起こす(祈る、同じ言葉を繰り返す等)。その行動は強迫観念に反応して、もしくは特定の規則によって行わなければならないと感じる。
● その行動は苦痛を防ぐ、もしくは軽減する、または想像される恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としている。尚且つ、その行動は自身の心身を守るための現実的な手段としては筋が通っていない、もしくは明らかに過剰である。
強迫性障害の代表的な強迫行為
● ものが捨てられない
● 同じ所を行ったり来たりする
● 文章の同じ所を何度も読んだり書いたりする
● 戸締り、ガスの栓、忘れ物等を何度も確認する
● 掃除、洗浄を繰り返し行う(手洗い、入浴、トイレ等)
● 人の気持ちを傷つけたのでは?これからも傷つけるのでは?と何度も確認する
強迫観念と強迫行為の悪循環
何らかの刺激(例えば外出)により強迫観念(戸締りはしただろうか?)が生まれ、不安に思う気持ちを軽減するために強迫行為(家に帰って確認をする)を行うと、一時的な安心感を得られたような気持ちになります。しかしそれは一時的なものなので、再び不安な気持ちが生まれ、同じ強迫行為を繰り返します。
そうして強迫行為を繰り返して行くうちに場合によっては次第に行動がエスカレートする、という悪循環が生まれます。この悪循環が生まれると、今度は日常生活に影響が出てきます。強迫観念が強くなるが余り、怖い思い、辛い思いをしたくない、と強迫観念が起こり、強迫行為をしそうな場所や状況を避けようとし始めます。
そして、その対象を避けることで苦手意識が更に高まり、ますます対象を避けるようになり、もう一つの悪循環が生まれます。苦手なもの、避けるものが増えていけば、日常生活が辛くなっていきます。
仕事に行きたいのに行けない、家事をしないといけないのに出来ないという「分かっているのにそれが出来ない」という負のスパイラルに陥ります。
強迫性障害・強迫神経症の原因
強迫神経障害・強迫神経症の方は、どうして自分がこんな症状に苦しむのかよく解らない場合が殆どですが、そこには強迫神経症に陥る方に見られる共通点があります。
その共通点とは「厳格な親」「心配性な親」「愚痴の多い親」などが挙げられます。
厳格な親に育てられれば、失敗を恥と捉え完璧主義になり易く、心配性な親に育てられれば常に不安を思い浮かべるようになり、愚痴の多い親に育てられれば人は陰で自分の悪口を言っている気がします。
そんな親に育てられた家庭では、ありのままの自分を受け入れる習慣を持つことが出来ず、少しのことでも許す気になれず意識過剰となり、曖昧さを排除しようとする精神が宿り易くなるなど、この症状の根本原因は親子問題に起因すると私は考えます。
そしてそのスタンスでカウンセリングを行うことで改善への結果も出ています。
強迫性障害・強迫神経症の改善・克服に向けて
強迫性障害の代表的な治療方法のひとつに「暴露反応妨害法」というものがあります。
暴露反応妨害法というのは、苦手だと思って避けているもの(強迫観念を引き起こすきっかけとなるもの)にあえて挑戦することで、苦手意識を減らしていく、という「暴露法」とそれをしないと思っている行動を少しずつ、敢えてしないようにしていく「反応妨害法」を組合わせた療法です。
つまり「暴露法」で「強迫観念」を「反応妨害法」で「強迫行為」を改善していき、悪循環を止める方法です。しかし、この方法は中途半端に行ってしまうと症状をかえって悪化させてしまう恐れがあるので、家族など素人相談の中で行うことは避けた方が賢明です。
その他では正しい認知の仕方を促す「認知行動療法」や自動的に頭の中で起こる強迫観念に制限を加える「心理療法」などを聖心こころセラピーでは必要に応じ組み入れ強迫性障害・強迫神経症からの脱却を図ります。
そもそも強迫性障害とは
強迫性障害とは、頭に浮かぶネガティブなイメージに対し、懸命に払拭しようと特定の行動に出ることを言います。手を何度も洗う、鍵の開け締めを何度も確認する、それは、はたから見れば異常な行動であり、自分でもこんなことに拘るのはおかしいと思いつつも治せないというジレンマに陥ります。
ストレスと強迫性障害との関連
強迫性障害は、ストレスや疲れ、睡眠状態などにより行動のコントロールのしやすさが変わります。外部からのストレスにより状態の悪化が認められると、不安や不全感に非常に敏感になることで、いつまで経っても、その行動がやめられず、知らず知らずの内にその行為自体を繰り返すことに意地になってしまい、結果固定化されてしまいます。
良い出来事があったり、心身の状態が良い時には案外気にもとめず無視できることもありますが、そうではなく少しでも不安に支配されれれば安心を得るために行動を起こしますが、それでも不安や不全感が残り、際限がなく繰り返す状態に陥ります。
強迫性障害の原因は本来の性格によるところや周りの環境などの影響が大きく、比較的に精神的に余裕のある時にも起こりやすく、教養レベルの高い人にも起こりやすい症状です。
親が子を巻き込む強迫性障害
子供が強迫性障害になり、洋服を必要以上に洗うことや、手を必要以上に洗うこともありますが、これは両親が強迫性障害に既にかかっており、子供にその影響が出ているケースによく見られます。
子供が学校から帰ってくると、お母さんが「汚れているまま家に入っては困る」と言って直ぐに入浴させて、持ち物の全てを除菌シートで拭いてしまう場合や友達と遊びに出掛けていると、「何か事故に巻き込まれてはいないか」と心配になり、何度もメールや電話で無事を確認してくる場合、休日に出掛けようとする時に、少しでも時間がズレてしまうと不安になり、せかしたり、叱りつけたりする場合などが挙げられます。
親に強迫性障害が出ている場合は、出来る限り子供を巻き込まないように、可能な範囲で子供にも説明し、こどものせいではないことを伝える必要があります。病気や対応ついて学習し、一人で抱え込まないようにすることが必要でしょう。
強迫性障害による子供への行為に注意
強迫性障害にかかると常に清潔にしておきたいとか万全の対策を取りたいといったことを考えるのですが、それが子供にとっては、過干渉になってしまうことなど、「不適切な養育(マルトリートメント)」になってしまう可能性もあります。
自分でも気づかないうちに、強迫性障害の症状が出てしまい、必要以上に清潔にすることを子供や配偶者に要求してしまうことや、不安になって何度も確認を取るような行動により、子供や配偶者も何かおかしいなと不快感を持っていることもあります。
そうした症状が強迫性障害によるものであると分かり、対応できると良いのですが、分からないまま過ごして、周りに大きな影響を与えているケースもあります。
強迫性障害によりうつ病などを発病するケースも
強迫性障害の度合いが深刻になると、うつ病や不安障害などを併発する可能性も高まります。うつ病の場合にはもともと強迫概念が強い人も多く、死んでしまうのではないかとか、不安でいっぱいだという気持ちになっていることが多いです。強迫症状に悩まされることで次第にうつ病になっていくケースもあります。
そうならないためにも、強迫性障害をきちんと理解し、対策を立てていくことが必要になるでしょう。また、発達障害の場合にも、自閉症スペクトラムなどの場合には、強迫行為に似たこだわりを示すこともあり、その見極めはなかなか難しくなっています。
強迫性障害で家庭内暴力や引きこもりに発展も
強迫性障害が強くなることで、その強迫観念を消し去るために無意味な儀式を繰り返してしまい、それを家族にまで強要してしまうケースもあります。それが受け入れられないと家庭内暴力に発展する場合も出てきます。
また、強迫行為に囚われてしまい部屋から一歩も出られなくなってしまうことで結果引きこもりになってしまうケースもあります。どの場合においても適切な強迫性障害の改善への取り組みが必要になり、一般的な生活が営めるように周囲も強迫性障害の方を援助していく必要が出てきます。
強迫性障害には認知タイプと運動性タイプ
「認知的タイプ」としては、頭から離れない考えや不安に対応するために、止めたいと思いながらも止められずに繰り返し行為を行ってしまうタイプが挙げられます。代表的なものでは、汚染恐怖から何度も手を洗ってしまうことや、火事が心配でガスコンロの火を消したかどうかを確認するなどが挙げられます。
また「運動性タイプ」は、不安の増大や心配事に対する認知のプロセスは明らかではありませんが、「ピッタリ感」を求めて繰り返し行為を行います。カチャっとカギが閉まる感覚が自分の中でぴったりくるまで、鍵を何度も閉め直したりします。
これはカギが閉まっているかという不安からくる行為ではなく、「ピッタリ感」を求めて繰り返すことで、いつまでも納得できずに動けなくなってしまいます。職人気質のこだわりとも言えますが、このピタッと感のこだわりには賛美も称賛も利益もありません。
人を傷つける恐怖から引きこもる強迫性障害
自分の中で加害意識が出てくるのも強迫性障害の一つの特徴なのですが、言葉を発することで誰かを傷つけるのではないかとか、外に出ると誰かを傷つけてしまうといった強迫観念に襲われて部屋から出ずに一人で誰も傷つけないように過ごしているという場合もあります。
はたからみるとどう見ても考え過ぎなのですが、本人はその考えが頭から離れず、外出なども避けるようになります。車に乗ると人を轢いてしまうのではないかとか、誰かと話すと言葉で誰かを傷つけるのではないかと考え、口が重くなるという場合もあります。
また、その悪い考えから気を逸らすために、おまじないや関係のない無意味な行為を繰り返し、気を散らそうと考えることも多いです。強迫行為は他者の目がある時には一時的に抑えられることもありますが、自分の中では不安や不全感などが渦巻いており、心配でその行為がやめられないという状況になっています。
本人にとっては本当に辛く苦しいことなのです。
物の配置が気になり人を部屋に呼べない場合も
若い男性などに多い症状で、リモコンや洋服などを配置がきちんと決まっていてそれが少しでもズレると気に入らなくてイライラしてしまうという場合もあります。
これも一種の強迫性障害になっているのですが、それが原因で家に人が呼べないことや、こんな自分を好きになる女性は居ないと思い込むため恋人が出来ないというケースもあります。自分の中の強いこだわりを逸脱する行為が行われると途端に不機嫌になったり不安を感じたりします。
またこだわりによる言葉により、人を傷つけてしまうのではと考えている場合には、そのことを話すこと自体が何か悪いことを引き起こすと考え、話すことそのものを避ける傾向があります。
強迫性障害の原因となるものは?
強迫性障害の原因の一つには、神経伝達物質である「セロトニン」の調節が上手くいかないことが関係しているという仮説がありますが、まだ解明されていません。脳画像の研究では、強迫性障害の場合、脳の前頭葉、大脳基底核、帯状束の代謝や血流が活発になっているという指摘があります。
遺伝的にみると、強迫性障害を持つ患者さんの近親者には強迫性障害もしくはその傾向にある人が3~5倍もいるとも言われています。また、対人関係の問題が症状を悪化させる場合もあります。強迫性障害に苦しむ人の多くは、近親者の死や自分の妊娠、性的問題などの後に発症しているケースが割と多いです。
他には、出産や育児などが起因となり生活環境の変化によるストレスが溜まり悪化する場合もあります。
完璧を目指す思い込みから強迫性障害に
強迫性障害になる場合においては、自分のことをきちんと、出来れば完璧にしなくてはと思っているケースも多いことが特徴にあげられます。その成長過程において、完璧に物事をこなすように育ってきた場合に、なにか心配なことがあるとそれを払拭するために行動を起こそうとします。
親が心配症でいつも、不安を口にしていた場合などには子供も不安を持ちやすくなりますし、いつもけなされてきた場合には、けなされないようにと無理な努力を続けていたこともあるかもしれません。そういった関係を変えていくことでも、強迫性障害が良くなっていくこともあります。
悪い感情が起こってしまう自分も、完璧にこなせない自分も自分であると認めることができることで、少しずつ症状が緩和されてくることもあります。元々、勉強や仕事ができる人にも多いのが強迫性障害です。
強迫性障害に巻き込まれぬよう家族は距離を置く
強迫性障害者の家族の場合には、強迫行為に協力してはいけません。強迫行為に付き合わないスタンスでやっていくことが必要になります。自己の持つ強迫観念により家族にもその行為を強要し、怒鳴ったり、不安を煽ったりすることもあるかもしれませんが、そこはしっかりと距離を置く必要が出てきます。
本人が規則正しい生活リズムを整えられるように援助していくことも必要です。強迫性障害への理解に努め、症状が一進一退しても、せかしたり落ち込んだりしないで、対応していくことが肝要です。また、強迫性障害に関してや、その本人に対して、過度の罪悪感や責任感を持つこともやめましょう。
強迫観念が浮かんでも不安は一定期間で収まる
強迫観念が浮かんできた場合にも、その観念は一定の時間を過ぎると消えていきます。そのことが理解できると暫く行動をとらなくても、気持ちが落ち着いてくることもあります。
強迫性障害おいては、その強迫観念の思い浮かんだ状態をそのまま過ごし、行為によらなくても不安感が消えることを実感することで、強迫行為の減少傾向をけていきます。手を洗う行為なども、一度手を洗えば、病気にならないことが頭ではなく体感的に理解することで、過度な手洗いを止めていくことも可能です。
潔癖症などにも挙げられますが、段々とその刺激に慣れていくことで、不安感が一時的に襲っても直ぐに消えていくことを次第に実感できるようになります。
強迫性障害の脱却は自分の性格を顧みることから
強迫性障害に陥る場合にはなにがそこまで不安にさせるのかをよく考えてみることも良いでしょう。自分がどんなことに不安を感じ、その行動を取ってしまうのかが分かることで、自分のことが良く見え理解できるようになります。
自分はこんなことに不安を感じているのだなぁとか、漠然としたものがはっきりと見えることでまた心持ちも変わってくるでしょう。カウンセリングなどを通して、不完全であることもそれほど心配ないことなのだと考えるようになると、完璧主義で徹底していた自分の枠組みが崩れていき、やがて少し楽になってくるでしょう。
几帳面で完璧主義・真面目な人ほど気を付けて!
強迫性障害は、几帳面できちんとしている人や完璧主義で何事も完璧にこなそうとする人、真面目に何でも取り組む人など一見、素晴らしい気質の持ち主に多いのも大きな特徴の一つです。
その几帳面さや完璧主義が少し大きくなり過ぎているために、気持ちに余裕を持てなくなっているケースもありますので、チョットくらい悪い考えが起こっても大丈夫!位の気持ちで臨めるように、考え方を変えていきましょう。
また周りの家族などから、心配されることや完璧を求められてきた場合にも、それはそれとして自分は自分だと考えて行動を起こしていけるようにすると尚良いでしょう。少し足りない点があった場合でも、真面目に思い詰めてしまわないで、そんなこともあるさと気を楽に持っていくことも必要です。
できる範囲のことで行動を起こしていくようにあまり思い詰めないように「ケ・セラ・セラ」と鼻歌でも歌いながらラテン系に移行して行きましょう。
強迫性障害はストレスを減らすことから始めよう
我々は日々、家庭生活や社会生活を過ごす中で、知らず知らずの内に其れ相応のストレスが溜まっていくものです。そんなストレスを緩和させるべく、自分の好きなことに時間を費やしてみたり、好きな人と話をしてみたり、心をリラックスできるなにかを持つことが必要です。
家族がストレスの原因になる場合も意外に多くあり、その場合には、家族から離れてみることも考えなければなりません。自分にとって気持ちが楽になるような環境に身を置くことが大切になってきます。無理をしないで、少しずつ症状を緩和させていきましょう。
聖心こころセラピーではそんなあなたの考えや認知などをしっかりを把握して、より楽しく楽に生活ができるようにカウンセリングを行っていきます。親子関係などからくる自分の不安や性格などを認識して、辛い強迫観念から早く脱出しましょう。
つらく苦しい強迫神経症から楽しい人生への転換を迎えましょう。
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強迫性障害
テスト結果
このセルフテストの結果に関してはあくまでも個人の参考程度に留めていただくことをご承知置きください
0~10%
大丈夫、問題ありません
問題のない数字です。誰しも自分独自の多少のこだわりや、妙に気になってしまう点はあります。気にする程のものは何も無いので安心して下さい。
11~20%
少し注意が必要です
大きく問題は無いと思います。多少神経質な面があるというレベルです。しかしこれ以上は問題がある数字となりますので日頃よりアバウトを心掛け、仕事や子育て家事などのストレスの解消法などを身に付けて実行して行きましょう。
21~30%
解決に向け対策が必要です
問題のある数字と考えられます。今回のテストで100%の方はまず居ません。その理由はそれぞれ強迫観念のポイントが違うからです。そのため21%~30%と数字こそ小さいものの実際には生活面で大なり小なり問題が生じているはずです。
辛いことはありませんか?苦しんでいることはありませんか?
ある特定の考えが浮かぶとそのことで頭がいっぱいになり、他の作業に切り替えることが難しくなり、気にし過ぎることを苦痛に感じる時があると思います。生活する上で不都合や不具合を感じ、不安や辛さがあるようであれば、改善に取り組まれることをお勧めします。
まずは悩みの選択画面にある「強迫性障害」をよくお読みいただき、理解を深めてください。強迫性障害が心配な方は、悪化しない内に早めに当セラピーのカウンセリングなどをご検討いただき、相談にお越しになられることをお勧めします。
31~100%
大きく問題があります
問題有りの領域といえるでしょう。強迫性障害の疑いが濃厚です。31%であれば一見、そんなに酷いレベルでは無い気もしますが、強迫性障害でもこのテストに殆ど当てはまる方はまず居ません。それぞれに強迫観念の傾向が異なるためある特徴に31%も該当すれば相当に問題がある可能性があります。
今ある苦しみや辛さはひょっとしたら誰にも話せずひとりで問題を抱え込んではいませんか?人に相談しても「気にし過ぎだよ」と言われ孤立感や疎外感が増すばかりです。
「~しなければ」との考えで支配されると居ても立っても居られなくなるほど不安や焦りを感じ、実行すると落ち着く。自分では辞めたいと思っているけれどコントロールが効かず、辞めることができない。
家族や友人からは「やり過ぎだよ」「気にし過ぎだよ」と言われるが自分ではそうは思わない。
以上のような状況があれば、強迫性障害が考えられます。
悩みの選択画面にある「強迫性障害」をよくお読みいただくとともに、ぜひ当セラピーのカウンセリングをご検討ください。この強迫観念はエビデンス(根拠あるものにより実証された証拠)に基づいたカウンセリングや心理技法により心の諸問題を解決し回復を目指すことが必要です。
不安や苦痛から解放され、生きやすく軽やかな生活を一緒に目指していきましょう。
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