今ある苦悩の根本を紐解き思考の癖を修正し
問題を解決・克服するためのカウンセリング
< Contents >
□ 安全とは程遠い理不尽な世界
□ 機能不全家族とは
□ 機能不全家族の特徴
□ 機能不全家族の12のパターン
□ 12パターンのまとめ
□ 安全基地として機能しない家族で育った子供
□ 家族内で暗黙に作られるルール
□ 理不尽な親が運営する家族の行く末
□ 親や祖父母の言葉に支配されている子供
□ 批判・愚痴・悪口が飛び交うことは日常茶飯事
□ 子の気持ちを最大限理解することが必要
□ 厳しさの中にも見守り褒めることが大切
□ 親の持つストレスの解消方法を見極める
□ 子に暴言を吐けば脳に損傷を起こす場合も
□ 親も分からない中で生きている場合もある
□ 親の言葉の呪縛から解放されよう
□ 機能不全家族特有の負の連鎖を断ち切る
機 能 不 全 家 族 実際に通われた方の感想文を掲載しています |
▶ 通われた方の感想
週一回ペースで10回通った 常に心にぽっかり穴が開いた感覚、底知れない寂しさ、孤独への怖さが付きまとっていました。私には姉がいて、誰もが認める才色兼備。自慢の姉であると同時に妬ましく思う時もありました。父と母にいつも褒められて可愛がられている姉。何もやっても“普通”の私は姉のように親の注目を集めることができません。それでもここまで大きく育ててくれて何不自由ない生活をさせてくれた親には感謝しています。そんな私の家庭は「機能不全家族」と言われました。初めは受け入れるのに時間がかかりました。共働きの親は親なりに私を愛してくれたのではないかと思っていましたが、常に感じている空虚感や孤独感の正体は親から十分な愛情をもらっていなかったことを少しずつ理解していきました。いつか見捨てられるのではないかと怯えている幼い私に気づきました。30代となり、親から足りない愛情をもらうのではなく、自分自身を愛し認めてあげることで自立した新たな一歩を踏み出すことができました。ありがとうございます。 |
カウンセリング事例を掲載しています |
▶ カウンセリング事例 始まりは奥さんと子どもの教育方針が合わず、夫婦関係の危機でカウンセリングをスタートしたA男さん。お話を伺っていくとA男さんの家族が機能不全家族であることが分かりました。両親ともに立派な医師のもとに生まれた長男A男さんは、親や親戚の期待を一身に背負いこれまで頑張ってきました。「A男のためだからと」様々な習い事をこなし、ハイレベルな医学部にも入りました。A男さんの家族は、肩書や世間体を気にすることは当たり前、家族で集まる機会はほとんどなく、顔を合わせても会話がないことは日常茶飯事でした。そして、A男さんも我が子に同じような思いをさせようとしていたのです。本当に「A男さんのため」だったのでしょうか?活発だったA男少年は外で思いっきり遊び、親といろいろな話をしたかったと語りました。冷め切った夫婦関係や家庭の雰囲気の異様さに気づき、我に返ったように奥さんと子どもの教育のこと、これからの家族のことを話されたそうです。カウンセリング初回のA男さんは表情一つ変えず受け答えされていましたが、数回のカウンセリングを終える頃には柔らかくにこやかな表情となり、その変化と並行して夫婦関係も改善していきました。 |
もしかしたら機能不全家族?
愚痴や不満をこぼす親がいた
不安を感じ易く自信が持てない
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アダルトチルドレン | 親子関係・親子問題 |
安全とは程遠い理不尽な世界
「家族」=「暖かくて安心できる場所」
そんな暖かくて安心できるイメージを家族・家庭に持つのが本来の形です。
しかし全ての家族や家庭が安全なものとは限りません。
「機能不全家族」余り馴染のない言葉だと思います。家族が「安全な場所」として機能していない家族の形態を機能不全家族と呼び、その機能不全家族にはさまざまなパターンがあります。
家庭に不和や対立や理不尽さが横行している家庭、親が子に否定的な言葉を投げ掛けるなど人格を傷付ける行為が日常的に行われていたり、また子供に対する過度な期待や子供の意見を尊重しないなどの場合、そこは決して「安全」な場所などではなく、むしろ「危険な場所」「事故現場」とも呼べるかも知れません。
機能不全家族とは
「機能不全家族」は、支配力の強い家族(主に親や夫)が、下位にあたる家族(主に子供や伴侶)を抑圧するため、安全性が確保されず、子供は当然親から受け取るべき必要な「愛情」や「保護」を得ることが出来なくなってしまいます。家庭により頻度や程度はさまざまです。
どの親も当然ですが完全ではありません、たまには脱線もありますが、機能不全性が習慣化していたり、度を越していたりすれば、当然子供の心に深い傷を与えてしまいます。
人生に対する「生きづらさ」を感じていたり、精神疾患を患っている方でも「私の育った家庭は良い家庭だった」と主張する人が多くいらっしゃいます。それは、自分が育った場所は、自分の価値観や考え方が生み出された場所であるため、問題があったとしてもそれを「当たり前」だと感じてしまうからです。
つまり自分自身が育った「家族」を客観的に見れていないことで、自分の家庭環境を実際よりも高く評価してしまい、問題があるのにも関わらずそれを認識することができません。「機能不全家族」の特徴は家庭によって様々ですが、以下はその中でも典型的な特徴です。
機能不全家族の特徴
機能不全家族によく見られる特徴の一部を示しますが、状況や程度が様々なため、明確な定義付けが難しいことがほとんどです。
● 子供の前で平気で感情を露わにする親がいる
● お酒や薬物などの「依存症」の人が家族にいる
● 親が子供を拒否することが多く、愛情表現を余りしない
● 親が他の兄弟や他の誰かと比較をし、差別をしたりする
● 両親の仲が悪かったり、親子の紛争などいつも争いごとがある。
● 父親が子と遊ぶことが少なく夢を語り生きる喜びを教えていない
● 親と子供の役割が逆転し、子供が親を慰め愚痴などを聞いてしまう
● 「それをしたら食事は抜きだ」のように逆らうと直ぐに罰を与える
● 子供に受験や学歴など過大な期待をかけ、周りに良く見られようとする
● 家庭内に借金や浮気などの秘密があり、周囲に知られないよう口止めする
● 家族が絶対権力者のひとつの意見だけで動き、それには怖くて逆らえない
● 親が子供に対して「役立たず」「頭が悪い」など人格を否定する発言がある
● 「あなたのためを思って」と言い、自分の思い通りに子をコントロールする
● 家族に一貫したルールが無く、親の気分で厳しくなったり甘くなったりする
● 親が障害を持っていたり、仕事が忙しく不在がちで子供の世話をする人がいない
● 嫌味や皮肉が飛び交い、子供に対しても罪の意識を植え付けるような人がいる
機能不全家族の12のパターン
機能不全家族は、主に下記のようなパターンに分類することができます。
1 愛の無い冷たい機能不全家族
家族同士が無関心であったり、親が病気がちであったりすると、子供に必要な抱っこなどの体の接触が極端に少なくなります。このような家庭で育った子供は、常に空虚感を抱いてしまうため「見捨てられ不安」を感じやすい性格をもつ傾向があります。
また、人に構ってもらうことも少なかった為に、他人や世の中に対して心を開くことが難しく不信感を抱く気持ちが強くなります。
2 子供を否定する機能不全家族
他人や兄弟姉妹と比較することが多く、悪いことは全部特定の子供のせいにします。親は子供を過度に批判したり、イヤミや皮肉を言ったりします。子供は、親の言うとおりにコントロールされる為、自分の判断に罪の意識を持つようになってしまいます。
3 子供への期待が大きすぎる機能不全家族
親の自尊心を満たす、道具かペットのように子供を扱います。自分の夢を子供に託したりすることも多く、子供は「本当の自分」と「求められる自分」のギャップに悩んだり、完璧主義の性格を持ちやすくなります。
4 表面だけ良く見せようとする機能不全家族
親は学歴や肩書きといった外見を重視し、いつも他人の目を意識しています。親は外面だけよく見せるために、子供も裏表がある性格に成長しやすくなり、他人に上下をつけて軽蔑をするといった傾向が出てきます。
5 隠し事や秘密がある機能不全家族
外に知られてはいけない家族の秘密があったり、隠し事を持つ家庭です。虐待や親の浮気・不倫・金銭問題などがあり、親は子供に誰にも言わないように口止めしたりします。この結果、子供は恥の意識を持ちやすくなり、隠す必要のないことでも隠すような隠ぺい体質になってしまいます。
6 容姿や身体について否定的な事を言う
機能不全家族
親が子供に対して、又は兄弟間で、顔や体型についてからかったり、見下したりする家庭です。お尻や胸など性的な部分まで無神経に否定をするので、子供は自分の容姿に自信が持てなくなります。否定された子供は大人になると、整形手術を繰り返したり体型を気にするが余り拒食や過食嘔吐などの「摂食障害」を引き起こす可能性があります。
7 親と子供の立場が逆転している
機能不全家族
子供でありながら、親のけんかの仲裁に入ったり、親の愚痴を聞いたりします。常に親の相談を受けたり、親が体調の悪い時には親の代わりに家事をしたりする為、大人になっても人の世話ばかりをしてしまいます。褒められることが自分の存在価値だと思い込むため、自分を必要とする人がいないと、不安に襲われる傾向があります。
8 子供を過度に甘やかしてしまう
機能不全家族
親が自分の中にある寂しさを埋めるため、子供を溺愛する家庭です。欲しい物を何でも買い与えたり、悪いことをしても子供を叱ろうとはしません。子供は自立することが難しく、大人になっても自分で自分のことが出来なくなります。また、精神的に弱くなり、些細な事でも落ち込む性格に繋がりやすいと言われています。
9 子供の存在自体を否定する機能不全家族
「男の子だったら良かった」「あなたなんて産まなければよかった」などと、子供の存在自体を否定する家族です。そのように言われた子供は、生きていること自体に罪悪感を覚えてしまい、自殺願望を持ってしまう傾向があります。また、自分の性別への嫌悪感や劣等感から、
違う性別の人間や、本来の自分と真逆の人格になることによって人に認められることを強く望むようになります。
10 家族に依存症の人がいる機能不全家族
親が「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」「薬物依存症」などの依存症を持ち、親が酔って暴れるなどの暴言・暴力などがある家庭です。そのため子供はいつでもビクビクするようになり、感情表現も鈍くなってしまいます。大人に成長しても、親と同じ傾向の依存症になる可能性が高く、イライラや怒りなど常に感情が不安定になります。中には素行不良や非行に走り、自身の親と同じような道を辿ることになる子供もいます。
11 家庭に不和があり両親の間で暴力がある
機能不全家族
父親が母親に対して(又は逆)暴力を振るっていたり、祖父母や親族の仲が極端に悪い家庭です。子供はこのような不和を見て育つため、落ち込みやすく、虐められやすい性格になります。大人に成長しても、不安が常に付きまとい「不安障害」や「共依存症」になる可能性が高くなります。
12 子供への虐待がある機能不全家族
親の怒りの爆発が頻繁に家庭内で起こる場合やネグレクトのように育児放棄や子供に関心がほとんどない場合など、子供に対する「虐待」がある家庭です。精神的に追い詰めるようなお仕置きや言動が多く、本来子供が困っている時には手を差し伸べてくれる親の役割は全く機能しておらず、むしろ安心感が得られず、子供は常に緊張し、楽しく生活することが出来なくなります。感情表現も上手く出来ず、自尊心が低くなってしまい、成長すると「パニック障害」や「愛着障害」などを引き起こすこともあります。
12パターンのまとめ
上記のように、機能不全家族はさまざまな特徴やパターンがありますが「機能不全家族」になってしまう要因として代表的なのが「アルコール依存」「虐待」「共依存」です。こういった問題を抱えている人が家庭にいることで、家族のバランスが崩れ「機能不全家族」の状態を作り出してしまします。
しかし「機能不全の状態」は必ずしもゴタゴタのある家庭で起こるのではなく、一見何も問題のないような平和的な家庭でも起こります。
親が周りの目を気にして「良い家庭」であることをアピールしたり、子供自身の自由な感情を抑圧させて「優秀な子」を演じさせたりするので、家庭は嘘と抑圧だらけのピリピリした場所になり「安心感」とは程遠い環境になってしまいます。このようにして、家族の問題から目を背ける「機能不全家族」の状態が作り出されます。
安全基地として機能しない家族で育った子供
家庭とは「子供が健やかに育つ場」であり、子供にとってはいつでも戻って来れる「安全な基地」でなければなりません。
子供は健全な家庭でこそ「自己」を成長させることが出来ますが、機能不全家族は「見たものを見ないこと」にしたり、「問題を問題として取り上げない」ことが日常的に行われているため、子供は混乱し健全な「自己」を確立することが出来ません。
また、「機能不全家族」は親子間の境界が曖昧であったり、またはその境界が無いために、親は子供をコントロールしようとします。その結果「機能不全家族」には暗黙のルールが作られてしまいます。
家族内で暗黙に作られるルール
機能不全家族の家庭の中には様々な問題はあるが、その問題について話すことは良くないという暗黙のルールがあり、これは親が問題を先送りにして、問題と向き合うことを避けようする心理から来ています。
父親が絶対権力者であり家庭内に横暴さがあるにも拘らず、母親はその問題を事なかれ主義により見て見ぬふりをする態度を子が見て育つような状況。父親の問題には誰も見て見ぬふりをし行動を起こさないなど。そして親自体が「人を信じても裏切られるだけだ」との考えを持ち常日頃から家庭内で愚痴や人への批判が多いために子も同様に、誰も信用・信頼することが出来ないという考えが芽生え、「孤独」や「不安」を抱いてしまいます。
このようなルールでがんじがらめにされた子供は、親の愛情を得るためにルールを必死に守り「良い子」や「世話役」または「悪い子」などを演じてしまうことが多々あり「機能不全家族」で育ったそのような子供を「アダルトチルドレン」と呼んでいます。“完璧な家庭”なるものはこの世に存在しませんが、子供にとって家庭環境は人格形成に大きな影響を与えます。
「トラブルが全くない家庭が良い」ということでは無く、問題があった時に家族や周囲の人が、子供の感情や欲求をきちんと“表現”させてあげることが必要だと思われます。
理不尽な親が運営する家族の行く末
機能不全家族とは、家族としての機能が成り立っていない家族です。儒教の精神が残る「親は絶対」「親を尊ぶべき」「親の恩義」の思想を持つ中国・韓国そして我が国日本も例外なく古い慣習に基づいた家族の在り方、教育などが一部ではありますがまだまだ色濃く残っている家庭も見受けられます。
孔子の教えとは無縁なアメリカでも、思想が違えど家族が機能不全家族に陥っているケースも多くあります。機能不全家族という家庭内における問題は、国の如何は問わず、どの国どの家庭でも大なり小なり抱えているものです。
そんな中でも、子供に悪影響を与えてしまう機能不全家族には、子の将来を危ぶむアダルトチルドレンが増える一つの要因になっているため看過することは出来ません。
親や祖父母の言葉に支配されている子供
一見、機能不全家族とは無関係で、何の問題もみられないような家族であるような場合においても、子供の決めることに対して親や祖父母が口を出しているようであれば、自分で自分のことが決められなくなる場合もあります。また子供を一人の個人として尊重できずに、未熟な者、自分よりも劣っている者として扱ってしまう場合にも問題です。
未熟なところがありつつも一人の個人として接して、よい大人になれるように育てていくことが必要なのですが、親もストレスや人間関係、古い価値観などに縛られており、それによって身動きが取れにくくなっている場合もあります。子供の価値観を変えていくためにはまず、親の固定概念も変えていく必要があるでしょう。
親の態度が変わることで子供の様子も変わることはよくあります。機能不全家族では無く、機能した家族の形成が望まれます。
批判・愚痴・悪口が飛び交うことは日常茶飯事
親が人や物事に対して批判や悪口などが多い場合においては、子供もその影響を受け継ぎ、周りの人を信じたり、素直に前向きに物事を捉えて取り組むということが難しくなります。これもやはり機能不全家族と言えるでしょう。
子供は親の背中を見て育つともいいますので、親の頑張っている姿を見ることで、自分もああなりたいとか、あんな風になれたらいいなと感じることもあるでしょう。できる限り良いところを見つけ褒める習慣を身に付けることも重要です。
当たり前だと思うことでも出来たら褒めることや、「よくできたね!」と声を掛けてあげることでも子供は自分が必要な存在なのだと感じることが出来るようになります。
もちろん、出来た時だけでなく、出来なかった時も、「こんなところは惜しかったけどよく頑張ったよ」とか「ここまでできるとは思わなかった。スゴイね!」とか言ってあげられるといいでしょう。
85点を取ってきた子供に、「あとの15点は何を間違えたの?!」と言ってしまうよりは、「15点の分はきちんと復習しておくと次は100点が取れるね。」などと言い方を変えてみる工夫が大事です。
子の気持ちを最大限理解することが必要
子供が甘えていると感じた時など、一言いいたくなることもあるかもしれませんが、そこはぐっと堪えて相手と同じ土俵に乗らないほうがいい場合もあります。
不登校で家に引きこもっているにも拘らず、医師になるのだ、と言っている場合などもありますが、そんな状態ではなれる訳がないと言いたくなる気持ちも分かりますが、そこは本人にそう直球で伝えるのは少し酷かもしれません。
本人も自分でよく分かっていることでもあり、反抗心で言っている場合もありますので、親子喧嘩に発展するかもしれません。それよりも、どうすれば医師になれるのかを一緒に考えてあげることもいいでしょう。学校に行けるように促すことや医師になるための予備校を探すなどの行動もいいかもしれません。
親が本気であると分かれば、子供も感じることが違ってくるでしょう。機能不全家族では親の感情的や高圧的な態度により子は萎縮したり興奮して過剰な反発が見られます。そうならないように色んな価値観があって良いのだ、との精神で互いの個性を重んじながら笑顔が絶えない安心できる、羽を伸ばせる家庭を運営して行きましょう。
親の奮起により子は幸せになります。
厳しさの中にも見守り褒めることが大切
子供にとって、親は厳しいことを言う存在でもありますが、それと同時に見守って慰めてくれることや、無理はしないようにと気遣ってくれる存在でもあると嬉しく感じるのではないでしょうか。
その際にも、「あなたはダメなのよ」という言い方ではなく、「頑張っているね」とか、「こんなことも出来るようになったのだね」など相手を認めてあげられるような言い方ができるといいでしょう。
ちょっと大げさでもいいので、子供ができるようになったことを見つけて褒めてあげれば子供も喜び、また努力を始めるのではないでしょうか。不幸にも機能不全家族で育った子供はアダルトチルドレンとなり、生涯つらく苦しい生き方を余儀されます。
常に子供の心に寄り添い、安定した精神で子と接することが出来れば、子供は自分の存在意義を感じ親に育ててもらったようにまた子へ繋げていきます。子の将来への幸せは親の姿勢がとても大切です。
親の持つストレスの解消方法を見極める
機能不全家族の生活面では、親が自分のことで精いっぱいになってしまい、子供のことまで目を向けられていない場合もあります。親も感情ある人間なので、つらいことや、泣きたくなることもあるかもしれません。
そんな時にも踏ん張って子供に頑張っている姿を見せてあげられるといいのですが、日々忙しく過ぎていく中で、なかなか子供と向き合えないという親も多くいます。仕事が忙しかったり、夫婦仲がよくなかったり、家族仲が良くなかったりとそれぞれ問題を抱える中で、子供も感じるところもあるでしょう。
そんな場合でも、相手を尊重し敬うような態度を見せることで、子供も感じ方が変わるのではないでしょうか。
子に暴言を吐けば脳に損傷を起こす場合も
機能不全家族の環境の中では、親が子供を馬鹿にすることや、子供の言うことが尊重できないと、子供が自分自ら主体性をもって発言することなどをやめてしまう場合などがあります。
親から見ると聞き分けの良いできる子に見えるのですが、本人の心の中では、「もう抵抗しても無駄だ」とか、「言ってもわかってもらえない」といった諦めの感情が生まれている可能性もあります。
学校を卒業し、社会に出ていくと今度は自分の人生を歩むようにと言われますが、親の言いなりに主体性なく生きてきた場合には、いきなり放り出されても、どうすればいいのか、どうしたいのかさえも分からなくなっている場合もあります。
親は良かれと思って、その子に道をつけることもありますが、それがその子には合わない道で上手くいかない時でも、そこで落胆し、見放すのではなく、子供の特性などを考えて、手探りながらも毎日一生懸命に生きているのを認めてあげて欲しいとも感じます。
親も分からない中で生きている場合もある
機能不全家族の中で育ったとしても、ある程度の年齢になれば、親の全てが正しい訳ではないことなどにも子は気づくのですが、親にある程度の地位やお金があった場合には、親の言うことが合っているのではないかと考えることもあります。
しかし、親がそう言うからといって自分に合っているかは、また別の問題です。親はこういっても自分はこうだという本人の思いはきちんと持っておくことも大切です。それが本人のアイデンティティでもあり、本人が将来一人で生きて行く上での大切な指針になる場合もあります。
自分でこれだ!と思ったらやってみることもいいですし、親にも最終的には「頑張ってね。」と言ってもらいたいものです。ただ自分の決めたことには自分で責任をもって、人のせいにしないことも大切になってきます。自分で決めたことは最後までやり遂げるくらいの気持ちで臨むことも必要でしょう。
親の言葉の呪縛から解放されよう
機能不全家族で育ち、親や兄弟や知人などから掛けられたネガティブな言葉は、決してあなたを縛るものではありません。
一時の感情で発された言葉であるかもしれませんし、その言葉自体にはあまり何の意味も持たないものもあります。ネガティブな言葉に振り回されるのではなく、自分自身をしっかりと持って、自分の人生を歩んでいくことが必要です。そのために、自分を縛るネガティブな思考を取り去ることも必要になります。
誰かの犠牲になるのではなく、自分自身の人生を歩んでいきましょう。それで周りの人も幸せになるのであれば、それが一番いいでしょう。周りの人の幸せを考えるのであれば、まず自分が充実した幸せな生活を送ることが必要です。機能不全家族から受けた言葉の呪縛から解き放たれて、自分自身の人生を生きてみましょう。
機能不全家族特有の負の連鎖を断ち切る
「機能不全家族」で育った子供はアダルトチルドレンとなって、心に傷を抱え続けてしまいますが、子供だけで無く親にもやはり深い傷があり、両者共に辛い思いをしている場合もあります。「機能不全家族」は世代に渡って連鎖してしまいます、一刻も早くこの悪循環を断ち切り、健全な家庭を築くことを強くお勧めします。
名古屋聖心こころセラピーにいらっしゃる方は、自分の精神状態の原因が「機能不全家族」であることに気付いていない方が多くいらっしゃいます。
まずは、客観的に「育った環境」や「現在の家族との葛藤」を認識して頂き、アダルトチルドレンを解消するためのプログラムで苦悩から解放され、健全な家庭を築いていきましょう。
「親の資質を持たない親に育てられた家庭を機能不全家族と言い、その影響を受けた子供たちをアダルトチルドレンと呼びます」
名古屋で機能不全家族の悩みや相談のカウンセリングは聖心こころセラピーへお越しください。機能不全家族に精通するカウンセラーが問題の解決に向かうよう導かせていただきます。安心してお気軽にお申し込みください。
機能不全家族
テスト結果
このセルフテストの結果に関してはあくまでも個人の参考程度に留めていただくことをご承知置きください
0~20%
大丈夫、問題ありません
あなたの過ごして来た家族、または現在の家族がこの程度の数値であれば特に問題はありません。とても健全な家族に属し、機能不全家族には該当しないと思われます。このまま良好な家族を継続して下さい。
21~40%
少し注意が必要です
21%に近い数値であればとても軽度であり機能不全家族成立までの問題は生じてはいないはずです。このテストの中でもし気になる点があればそこを踏まえて改善しましょう。もし40%に近い数値であったならば軽度よりも下記にある中度に近く機能不全家族の疑いがあるので中度の解説も読んで下さい。
機能不全家族で育った子供は大人になった今でも様々な不都合が生じます。自分の生きていく上での判断や決定、人間関係、家族関係などに悪影響を及ぼし兼ねません。現在まだ実家や実家に近い場所に住んでいれば親子関係を見直す必要もある場合もあります。
41~60%
解決に向け対策が必要です
機能不全家族の要因がかなり含まれています。今までの家庭での親との関係に問題がアリの数値です。親の運営する家庭、もしくは過ごして来た家庭環境にある程度問題がありその弊害が子に顕著に現れ、子は何らかの苦悩を抱えている場合が高い確率で予想出来ます。
親の顔を見て判断していたり、怖がっている様子、激しい反抗や無表情などが見られませんか。そのような様子の我が子を見てイライラしたり、可愛くない子!と思っていませんか。最近子供や家族と笑って団らんを過ごしましたか。今後の親との関係や距離感を見直す必要もあるでしょう。
子は親との関係において身に付いている諸問題をカウンセリングなどを通じて改善する必要があるレベルです。
61~100%
大きく問題があります
やはりこのレベルであれば機能不全家族となります。機能不全家族には「理不尽」がテーマです。しかしその家庭で育ってしまえば理不尽であるにもかかわらずそれに馴染んでしまい疑問に思わず「そんなものかなぁ」との感覚の人もいます。しかし今回のテストでこのレベルの回答のあなたは、様々な不都合が生じている事でしょう。
それがどうしてかと理解出来なかったかも知れませんが、今ある生き辛さの原因はこの機能不全家族で育った結果にあります。
機能不全で理不尽な親の元で育ち身に付いた自分に合わない考え方で苦しむ子供達をアダルトチルドレンと言い、その子供達はやがてまた親になった際には機能不全家族をバトンタッチしてしまうケースも非常に多いため対策を講じる必要があります。
カウンセリングを受け機能不全家族の弊害から脱出し自立し安定した精神を身につける必要があります。
名古屋での機能不全家族の
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