自律神経失調症

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

 
自律神経失調症   自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経が正常に機能せず、精神や身体に症状が現れる。
症状の主たる原因には、心因性が挙げられる。
「性格的傾向」が主な起因となり、不安・緊張が身体に内在化し、自律神経を乱すことになる

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 自律神経失調症

様々な要因でストレスが溜まったり、思いもよらないショックな出来事が起こったりすれば、場合によっては身体のアチコチが痛み出したり、カユミを伴うなどの身体の変調などに見舞われたことがありませんか?心的要因により過度な負担が掛かり、その処理が健全に行われなければ人というものは身体に症状としてそのストレスが現れるものです。

人間も動物も同じで不安や危険を察知すれば急に身体がこわ張ります。そのこわ張りは筋肉の収縮により自律神経を圧迫し、そのため血行不良なども起こり、睡眠障害や冷え症、偏頭痛、首肩のコリが激しい、慢性疲労などの症状に悩まされるようになります。

 心の痛みは身体の痛みとして現れる

肩が凝る、頭が痛い、お腹が痛い、身体が冷える・・など、「病院や鍼灸・マッサージに行くが解決しない」と身体の変調の原因が「心因性」ではないかと疑い、当セラピーに相談に訪れる方が増えています。

自律神経失調症の特徴には、めまい・頭痛・息切れ・動悸・肩首のこり・冷えなどに代表されるような症状が、個人個人により様々な身体の不調として現れます。

病院で診察を受け検査をしたとしても特に疾患は見つからない為、医師からは「自律神経失調症」もしくは女性であれば「ホルモンの乱れ」「更年期障害」、或いはストレスや抑うつが原因と判断され「心療内科で一度受診を」と言われる場合も少なからずあるようです。

 交感神経と副交感神経

交感神経

交感神経とは、活動神経であり仕事・学業・運動・家事のような作業などに代表される、活発に何かに集中する場合に主に使われる神経です。

副交感神経

副交感神経とは、リラックス神経であり、公園のベンチに座り樹木の緑を眺めて寛ぐような、交感神経以外の活発に行動を取る必要の無い時間で主に使われる神経です。

自律神経失調症とは、上記の状況が逆転している状態を指します。

公園のベンチで緑を眺めている時間に、活発な交感神経が働けば全く寛ぐことは出来ず、イライラ、ソワソワ、首や肩は緊張し、不安を感じている状況が生まれます。また逆に仕事や勉強、家事育児の時間帯に交感神経が活動すべきなのに、副交感神経が働けば、ヤル気が起きず、けだるく、気分が沈む結果に陥ります。

このように交感神経とは副交感神経が逆転、もしくは乱れることにより自律神経が不安定となり「自律神経失調症」と認定されます。これを放置すれば、家事育児・仕事・学業などに相当な不都合が生じることになるので、当然、早期の改善が望まれます。

 自律神経失調症 診断チェック

動悸が度々起こる

耳鳴りが時折起こる

偏頭痛が時折起こる

吐き気をもよおす時がある

首、肩のコリが日常的である

冬などの寒い時期にも汗が出る

下痢、もしくは便秘が日常的にある

めまいが時々起こり倒れそうになる

起床時に疲れが残り身体が重く気怠い

クルマや電車などの乗り物に酔いやすい

気分が落ち込みやすく沈みがちな日が多い

一旦食欲が落ちると食欲不振の日々が継続する

台所作業などの軽度な作業でも非常に疲れやすい

身体が冷えやすく特に手足の指先が日常的に冷たい

天候や季節や湿度などで気分や体調が不安定になる

皮膚に湿疹やかぶれが起こりやすくデリケートである

病院では異常がないと言われたのに、上記症状が続くようなら自律神経失調症が疑われます。

 心と体は密接に関係しています

例えば、彼氏とケンカをすると体調も崩れがちになり、仲直りすると体調が良くなったという経験は誰にもある事です。また、家庭や職場で大きな不安や緊張から身体が硬直してきたり、身体が冷え、また呼吸も浅くなったりもします。

「病は気から」と言いますが、外的要因により負担の掛った潜在意識の負の働きは相当に大きなものなのです。偏頭痛や肩こり、生理痛なども気分によって痛みが増したりすることがありませんか。特に病院では異常がないと言われたのに、痛みがなくならない場合は精神的なストレスに原因があると思われます。

聖心こころセラピーでは、問題点をしっかり把握した上で、心の内面に隠れた潜在意識に働きかけると共に身体のリラクゼーションも合わせて行い、顕在化した体の不調の改善に取り組んでいきます。

 心に溜まったストレスなどが身体の不調に現れる

毎日の生活を過ごしていく上でも、それなりのストレスやプレッシャーなどを抱えている方も多いでしょう。ストレスに負けないようにと日々過ごす内に、身体に変調が出ている場合もあります。自分ではそこまでのストレスを自覚していない場合でも知らず知らずの内にストレスが蓄積され、肩や首や、腰などに痛みが生じることもあります。

なにか明確な理由がある訳ではないのですが、小さなことの積み重ねでストレスが溜まり過ぎてしまいます。

毎日のストレスを緩和するために、スポーツなどで身体を動かすことや自分の好きなことでリラックスできる時間を設けられると良いのですが、現代の日本人は仕事や家事などに費やしている時間も多く、常に休みなく働いているような緊張した状況の中で、ストレスを解消せず放置すれば自律神経の乱れが生じ自律神経失調症に陥り身体の不調が起こります。

 自分の心を整理する

自分が何に不満を持ち何にストレスを感じているかさえも分からなくなっている場合もあるため、自分のの心の中にあるモヤモヤなどを外に吐き出すことは非常に有効なことです。また、環境を変えるにしても直ぐに変えられるものでもないため、悩みの種が即座に消えることも難しい場合もあります。

そのような場合には、自分の考え方や受け止め方を変えて、ストレスを緩和させることで、気持ちも身体も楽になってくる場合も多いです。一人で悩んでしまう場合には、誰かに相談したり話すことによって、心の中に滞留した気持ちを吐き出すこともいいでしょう。

自分の心を説明するのが苦手な人もいますが、自分の中に引っ掛かっていることを認識し、それを緩和させていくことで、心だけでなく身体の痛みがよくなってくる場合もあります。

 日々ストレスも溜まっていく

毎日過ごす中で、それが例え気心知れた家族でや友人であっても、いつも顔を合わせ一緒に過ごしていればストレスが溜まることもよくあります。自分ではないので、気に入らない部分が見えることや、なんでそんなことするのだろう?と思うことなど、家族であってもイライラしてしまう場面に遭遇するかもしれません。

会社の人間関係でも、全くストレスのない状態を作るというのは有り得ないことであり、少しはストレスが掛かっている状況になっているでしょう。そんな中でストレスを少しでも緩和させて、リラックスした状態を作り、明日に備えていくことはとても大切です。

愚痴ったり、不満を言ったりすることはあまりいいことではないと考えて飲み込んでいる場合などもあったり、良いところを見て、気に入らないことに対してはグッと堪えている場合などもあるはずです。

そのように感情を押し込めていることでも、ストレスは溜まっていきますので、自分はこう感じるなぁ、ということを素直に話せる場があることが必要です。

 身体への影響は、心にも目を向けよう

身体の機能的な面ではいくら検査をしても問題がないにも拘らず、いつもどことなく調子が悪いというのは、ネガティブな思考や、考え過ぎてしまう思考回路などが原因になって身体を蝕んでいる場合もあります。お医者さんも原因が特定出来なければ、自律神経失調症との診断をよくするそうです。

思考が原因で自律神経が乱れているのであれば、アレコレと考えるのはやめて、もっとポジティブに単純に考えてもいいのではと思うことも必要です。誰かと話をしている時に、「考えすぎだよ」と言われることなどはないでしょうか。

眠れないことに関してや、身体の痛みなどに関してもそこに意識を集中してしまうことで、さらに気になり、そのことに囚われてしまいます。その考え方を少し改めて、心の中にある考えや思いなどを外に発信することで少し楽になる場合も多いです。

ストレスの発散が上手くなり、心に重荷を抱え込まないことで、身体も軽くなっていくでしょう。少し体を動かすこともストレスの緩和に繋がることもありますし、不安や緊張状態を解くこともストレス発散になります。自分がしっかりしなくちゃと常に緊張している場合には、少しリラックスする環境に身を置くことも大切です。

 気づかない内に無理をしている

忙しい毎日を過ごしていたり、なにかやりたいことがあったりすると自分で気づかない内に無理をしていることもよくあります。そんな自分の状態に気づき、自分らしくいられる時間を作ることもいいでしょう。

聖心こころセラピーのカウンセリングでは、心理療法を通して、自分の考えを整理していき、明るく考えられるようにアドバイスを行っていきます。

一人で考え込んで、なんだか調子が出ないなぁという場合には、一度カウンセリングにお越しいただいて、セラピストとともに、自分の考え方を整理整頓していきませんか?いくつかの種類のセラピーがありますので、自分に合ったものを選んでいただけます。

セッションが終わるころには明るく元気な姿を取り戻し自律神経失調症も改善されていくはずです。

 体の痛みでお悩みのEさんのケース

「体中が痛くて病院や治療院に通ったりしたのだけれど、なかなか良くならなくて・・・」と悩み、重い表情で聖心こころセラピーに相談にいらしたEさんに、心理カウンセリングを受けて頂きました。Eさんは身体の痛みを感じ出して3年経過しているとの事でした。

職場で重要な位置についているため、体の痛みに堪えながらも仕事を行い、気丈に振舞っていましたが私生活においてはかなりの行動に制限がありました。

カウンセリングでお話を伺う中で、Eさんは1つの物事を深く掘り下げて考える傾向があることがわかりました。1人暮らしということもあり、職場やプライベートでのストレスを溜め込むようになりました。そのために、無意識のうちに体の痛みに意識を集中させることで、根底にある心の痛みを覆い隠そうとしたと考えられます。

カウンセリングやセッションを繰り返していく事により、Eさんは様々なストレスをコントロールする方法を身に付けて頂きました。次第に心の痛みが軽くなり、やがて体の痛みも和らいでいきました。通い始めた頃と比べてずいぶん明るくなり、私生活においても楽しむ余裕が出来るようになり喜んでいただきました。